写真撮影/旅を撮る

カメラバッグの効率よい使い方(2ページ目)

一眼デジカメや交換レンズなどの機材を入れるカメラバッグ。いま様々なスタイルのバッグが売られています。一瞬のシャッターチャンスを狙う撮影のときは、効率のよい使い方をしたいもの。ちょっとしたコツを知っておくだけで、使い勝手のよくなるカメラバッグの使い方をご紹介しましょう。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

一目でわかるようにマーキングを入れる

カメラバッグの使い方

カメラバッグに入れたレンズを識別するためにレンズキャップにミリ数を書いたシールを貼りつける。必要なレンズがすぐに取り出せる工夫。

交換レンズを何本もカメラバッグに入れて持ち歩く場合、必要なレンズをすぐに取り出せる工夫を凝らしておくとよりスピーディーに撮影が行えます。

交換レンズが複数あると、どれがどのレンズが取り出さないとわからないという場合がありますが、これは時間のロス。すぐに必要なものがわかるようにレンズキャップにミリ数を表記したシールでマーキングを入れておくと一目瞭然。

これは、多くのプロカメラマンも実行している小ワザです。専用のラベルシール機がなくてもガムテープなどをキャップに貼り、そこに数字を書き入れるだけでも代用可能。テープなどは暗いところでも見やすい色を選ぶのもコツ。

カメラバッグを開けたときになにがどこにあるかすぐにわかるようにしておくことがポイントです。

バッグの中の小物は色で主張させる

カメラバッグの使い方

カメラバッグの中に入れたコンデジの見え方。右が黒ボディで左が赤色。こうしてみるといかに黒ボディが見えにくいかがわかる。

カメラバッグには、一眼カメラ以外にもコンパクトデジカメやWi-Fiルーターなど様々なデジタル機器の周辺機材を入れて持ち歩きます。バッグの作りによっては、中は暗がりになり内部が見えにくくなる場合もよくあります。

カメラ機材は本体のカラーが黒のものが多いのです。実際に黒のコンデジをいろんなものとともに小さなバッグに入れて暗い所では見分けがつきにくいということがよくあります。

これを避けるために周辺機材などを購入するときに本体のカラーを選べるのであれば、できるだけ黒以外のカラーを選ぶようにすると暗いバッグの中でも識別しやすいものです。ルーターなども本体カラーが黒ではバッグの中ではわかりにくいのですが、赤であればすぐに見分けがつきます。

一眼カメラ本体もいまではいろんなカラーリングを選べる機種もありますが、ここではより小さな機材こそ在りかがわかりにくいので色で主張させるかが大事。これから購入するものでカラーを選べるなら暗いところでもわかりやすいという選択肢で選ぶのもひとつです。

今回ご紹介したものは、聞けばどれも大したことではないように見えますが、実際に実行しているかどうかで撮影現場での動きには大きな違いとなって表れます。撮影を続けてきた中で、必要に迫られて見出したアイディアです。それぞれさらに自分が使いやすいようにアレンジしてもらえればより便利に応用してもらえるはずです。一度お試しください。

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