眠っている大皿の使い方!
眠っている大皿の使い方!
戸棚にしまい込んだまま、ふだん使っていない大皿も、使い方次第で単調なコーディネートにインパクトを与えてくれます。ガイドは、いろいろな方法で大皿を使って楽しんでいます。
今回ご紹介する32センチのガラスの大皿は、通常アンダープレートとして、この上にガラスや磁器のお皿をセットします。ゴージャス感や華やかさを演出できるので、最近はレストランだけではなくご家庭でのおもてなしにも登場します。ところが、お客様用以外にこうした大皿を使う機会があまりなく、食器棚に眠らせたままのケースも多いかと思います。そこで、今回はこうした大きなお皿をふだんの食卓で使うアイデアをいくつかご紹介したいと思います。
大皿を折敷のように使う その1
大皿の模様がレースのようなデザインなので、アイスティーの下にもレース編みのコースターを敷きイメージを統一します
大皿を折敷のように使います。和ではなく洋の軽いランチのコーディネートです。白い磁器にサンドイッチとフルーツシャーベット、カクテルグラスにはフレッシュフルーツを盛り、大皿にセットします。飲み物はグラスに入れたアイスティー。食器はすべて大皿にセットしても良いのですが、今回は2種類のステムグラスを大皿にのせると接触したり、見た目もスマートではないので、アイスティーのグラスは大皿の右上にセットします。クロスはガラスがよく映えるように、濃い色(今回は紺色)を選びます。夏にぴったりの涼しげなランチのワンプレートのコーディネートになります。
紙ナプキンのカラーを季節ごとに変えれば、手軽に四季を楽しめます
フルーツをいただくフォークに、涼しげなブルーの紙ナプキンをロール状に巻きます。大皿の右下にセットします。
大皿を折敷のように使う その2
小さい漆塗りの茶托と陶器の煎茶茶器以外は、すべてガラスの食器です
水ようかん用に、赤い漆塗りの小さいスプーンを用意します
食器をすべて大皿にセットする、和洋の食器を使った日本茶の夏のコーディネートです。小さい食器を選んで、全て大皿にのせています。お菓子は水ようかんとエビせんべいをガラス食器に。温かい日本茶とグラスには冷たく冷やしたミネラルウォーターを。画像にはありませんが、緑の竹で編んだ籠におしぼりを入れて出します。
果物を盛り付ける
食卓にセットすれば、果物はフラワーアレンジの代わりにもなります
食べる時は、別に取り分け用の小皿を用意します
大皿の上にいろいろな果物を盛り付けるとカラフルでテーブルも華やぎます。今回はライチとサクランボを盛り付け、ところどころにグリーンのハーブを散らしてみます。季節に応じて、イチゴやミニパイナップル、桃、ナシ、葡萄、柿、みかん、リンゴなど、四季折々の果物を選んで盛り付けます。果物の代わりに、野菜を盛り付けても食卓に自然な雰囲気が出ます。
ボーンチャイナ製の小鉢と小皿
果物を、小鉢と小皿に分けて大皿の上にコーディネートも。そのまま食器ごと手に取って食べることが出来ます。
大皿に料理を盛る
料理をそのまま盛り付けます
今回は、一人前の画像ですが、人数分の前菜やサラダ、煮物や刺身、お寿司、チーズやケーキ、お正月のお節など、いろいろダイナミックに料理を盛り付けてみてください。賑やかで楽しい食卓になります。
大皿の使い方は無限です。特に、今回ご紹介した皿はクリアーでフラットなガラスの器なので、いろいろな器や食べ物と組み合わせて使えて便利です。もちろん、磁器の白い大皿でも、またデザインや模様のある大皿でも、今回ご紹介したように使うことは可能です。組み合わせる食器をご自分で工夫されてはいかがでしょうか。ぜひ大皿を棚に眠らせることなく、いろいろな使い方やコーディネートをお楽しみ下さい。
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