ママの一貫性がカギ
もし、ママのリアクションがコロコロと変わってしまうとどうなるでしょう?例えば、- ぐずると、ママが来てくれることもあるけれど、こないこともある
- 泣くと、すぐにおっぱいをくれることもあれば、そうでないこともある
普段なにげなく過ごしている大人の世界は、実は、先が読めるものがたくさん。そうでなければ、料理も洗濯も仕事も予定通りには進まず、全てが行き当たりばったりの不安な日々になってしまいます。私達は生まれてから、どんどん予測可能な世界へと変化をさせてきたのですね。
「先が読める」ということは、私達の安心の素。赤ちゃんだって同じです。
ママが一貫性を持った対応をしていると、赤ちゃんは先が読めるようになるので、必要なときに泣くだけですみます。そしてそれ以外の時間は安心して過ごすことができます。
一方、ママがその時々でリアクションを変えてしまうと、赤ちゃんはいつまでたっても先が読めるようになりません。その不安から泣くことが増えたり、逆に、無力を感じ、泣くことを諦めてしまうこともあるのです。
ママの行動の流れを読めるかどうかは、赤ちゃんの安心感や信頼感と直結しているのですね。よく、育児書で、「親は一貫した行動をとるべき」とありますが、ママがいつも一定の反応をすることは、赤ちゃんの安心感を増やすことにもつながるのです。
赤ちゃんは泣くことでまた1つ学ぶ
ママが一貫性をキープして、赤ちゃんのご機嫌な時間を増やしてあげよう
「泣く」という手段を使うのは、それが生まれたばかりの赤ちゃんの持っている唯一のコミュニケーション手段だから。2~3歳になって泣くことが少なくなってくるのは、言葉が出てくるからです。
大泣きされてしまうと、ママの気持ちもへこみがち。でも、赤ちゃんは泣くことを通して、「因果関係」を学び、自ら不安を解消していっています。ママは一貫性を持って、その学習効果を高めてあげたいですね。