子育て/子育て・ママ育て

ママの一貫性が0歳児の不安を減らす

生後間もなくの時期、我が子とのコミュニケーションに悩むママは多いもの。言葉をかけても一方通行のような気がする、泣くのが仕事と分かっていても、泣かれるとつらい……。そんなときは、視点を変えて、赤ちゃんが何をしようとしているのかを分かってあげると、ママが対処しやすくなります。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

生まれたばかりの赤ちゃんがまず初めにやること

生まれてすぐにはじまる母子のコミュニケーション

生まれてすぐにはじまる母子のコミュニケーション

赤ちゃんは、とても無防備な状態で生まれてきます。何をやるのも全面的にママに頼らなくてはいけません。そんな赤ちゃんが、生まれてまず最初に試みることは何だと思いますか?それは、

「自分の力で世の中を予測可能な場所へと変化させること」

と言われています。

赤ちゃんからすれば、ある日、ママのお腹から出てみたら、右も左も分からない!というのが正直なところ。そんな状況ですから、「先が読めない不安を取り除きたい」というのは当然の欲求です。そこに、やさしく声をかけてくれるパパとママがいて、まずは一安心。パパとママに沢山お願いして、住みやすい環境を徐々に整えていこうというわけです。

赤ちゃんは「ある連鎖」を探している!

「自分の力で世の中を予測可能な場所へと変化させるぞ!」と、赤ちゃんは頑張ります。言葉にはならなくとも、泣いたり、笑ったり、騒いだり、癇癪を起こしたり。できる表現全てを駆使して、ママとのコミュニケーションをスタートさせます。その中で、
  • ちょっとぐずったら、ママが来て抱っこしてくれた
  • 泣いたら、ママがおっぱいをくれた
  • にこっと笑ったら、ママも笑ってくれた
と、自分が起こした行動で、ママが動いてくれる。この連鎖を見つけ出します。その発見により、赤ちゃんは、自分が何をすればどうなるのかという「因果関係」を察知し、それまではよく分からなかった世の中の動きが読めるようになってくるのです。

>>次ページでは、0歳の赤ちゃんが欲しているママの接し方についてです。
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