「伊勢」「鳥羽」「志摩」の3つのエリアからなる伊勢志摩
伊勢志摩の魅力について把握したら、今度は「エリア」ごとのご案内。伊勢志摩エリアは、伊勢神宮を抱える「伊勢」、鳥羽水族館や離島への玄関口にもなる「鳥羽」、英虞湾やレジャースポットの多い「志摩」の3つに分けられます。ひとつのエリアにどっぷりはまるのもよし。「伊勢」「鳥羽」「志摩」の3エリアをはしごするのもよし。旅の目的や、同行者によって、上手に組み合わせてみて!伊勢志摩エリア別ポイント
・伊勢エリア…キーワードは「朝」!なんといっても、まずは「お伊勢さん」へお参り。そのあとは、昔の面影を残した建物が並ぶおはらい町やおかげ横丁を散歩しながら、伊勢うどんや手こね寿司のご当地グルメや、赤福に代表されるようなお土産探しを楽しみましょう! ちなみに有名な「夫婦岩」(二見興玉神社内)で知られる二見もこのエリア。そう、古来から日の出を拝む場所として知られるスポットです。そこで、このエリアを目いっぱい満喫するためのキーワードは断然「朝」! お伊勢さんは参拝者が少ない早朝の方が空気も澄んでいて、人が多い時とまったく印象が異なります。また、5~7月は夫婦岩の間からご来光が拝めて清々しい気持ちに。いつもより、ちょっとだけがんばって早起きしてみてくださいね。きっとそれだけの価値はありますよ!
伊勢神宮のお参りは、外宮からスタート。心静かにお参りするなら、参拝者の少ない朝がおすすめ。
・鳥羽エリア…キーワードは「女性」!
伊勢市と志摩市の中間に位置する鳥羽市は、海へのアプローチの拠点となるエリア。国内最大級の規模を誇る見応えバツグンの「鳥羽水族館」や、世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本幸吉にちなんで「ミキモト真珠島」は、まずおさえておきたいスポット。また、「寝屋子(ねやこ)」といわれる独特の風習が今も息づく「答志島(とうしじま)」や三島由紀夫の小説の舞台として知られる「神島(かみしま)」などの離島へのアクセスもよく、アイランドホッピングもおすすめ! さらに、最近注目度が上がっているのが素潜りで海の幸を獲る「海女さん」の存在。現役海女さんを抱える日本でも有数のこのエリアでは、ランチが食べられる「海女小屋」や、海女さんの信仰が篤いところから全国の女性に広まった「石神さん」(神明神社)も要チェック。このエリアのキーワードは実は「女性」かもしれません。
現役の海女さんが新鮮な海の幸でもてなしてくれる「海女小屋」。海女さんとの会話も楽しめます。
・志摩エリア…キーワードは「エレガント」!
真珠筏が浮かぶ美しいリアス式海岸が見どころの英虞湾や、アトラクションやショーが人気で丸一日たっぷり志摩スペイン村「パルケエスパーニャ」、愛嬌のあるマンボウに会える「志摩マリンランド」などのレジャー施設が充実したエリア。豪華帆船でゆったりしたクルーズが楽しめる「賢島エスパーニャクルーズ」や、真珠筏が浮かぶ「英虞湾(あごわん)」遊覧も魅力! 歴史と格式のある「志摩観光ホテル」もこちら。となると、このエリアのキーワードは「エレガント」と言えるのでは。そして志摩エリアでは、灯台までもがエレガント。映画の舞台にもなった、全国でも珍しい白亜の灯台「安乗埼(あのりざき)灯台」には資料館もあります。そうそう、県が定める「三重ブランド」にも指定された天然の「あのりふぐ」や車えびなどが獲れることもお忘れなく!
映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台にもなった白亜の「安乗埼灯台」。お天気がいい日には富士山が見えることも!(写真提供:公益社団法人 三重県観光連盟)