ガンホーは今が買い？システムトレードの観点から分析
ガンホー・オンライン・エンターテイメント（3765）が、株式分割の権利落ち日に、株価が前日比－10％超の大幅下落をしました。株式分割によって最低投資金額が低くなったことで、個人投資家の資金流入が期待されていましたが、買い圧力が限定的であったことから、見切り売りが広がりました。また、リプロセル（4978）が新規上場し、大量の買い注文を集めたことから、新興市場銘柄の換金売りが広がったことも要因の1つでしょう。では、はたして、ガンホー（3765）の株価は、今後どのように動くのか、システムトレード的な考え方から分析を行いました。===============================================================
【検証条件】
検証対象：ガンホー（3765）
買いルール
・終値が移動平均（5日）の乖離率が－16％の時、翌日に成行買い
売りルール
[パターン1]
・1週間経過したら、翌日に売り
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今回は、ガンホー（3765）が「終値と5日移動平均との乖離率が－16％以上」の時に買い付けした場合に、勝率がどの程度あるのかを調べたいと考えました。これは、現在の終値（6月27日終値97000円）が5日移動平均と比較して－16.5％乖離しているためです。また、「売りルール」は、1週間たったら翌日成行売りとしました。では、さっそく検証結果を見ていきましょう。
■検証結果
システムトレードの達人
勝率： 80.00 ％
勝ち数： 8 回
負け数： 2 回
引き分け数： 0 回
平均損益（円）： 41,098 円 平均損益（率）： 13.70 ％
平均利益（円）： 56,777 円 平均利益（率）： 18.93 ％
平均損失（円）： -21,616 円 平均損失（率）： -7.21 ％
合計損益（円）： 410,981 円 合計損益（率）： 136.99 ％
合計利益（円）： 454,213 円 合計利益（率）： 151.41 ％
合計損失（円）： -43,232 円 合計損失（率）： -14.41 ％
プロフィット・ファクター（総利益÷総損失）： 10.506
平均保持日数： 8.00 日
上記の検証結果を見てみると、勝率は80％、平均損益は13.7％です。勝率も高く、1トレードあたりの平均損益もプラスであるため、トレードのチャンスと言えるでしょう。また、勝ったとき（過去8回）の平均の利益率は18.9％、負けた時（過去2回）の平均の損失率は－7.2％です。過去の検証結果では、高い勝率とリスク・リターンのバランスを考慮すると、投資対象としては魅力的であると判断できるでしょう。
今回の検証では、ガンホーが「終値と移動平均の乖離率が－16％以上」の時に、買い付けして1週間保有した場合には、利益が期待できるトレードになる可能性があることがわかりました。しかし、直近は海外の株式市場の情勢に懸念出ていることから、日本株全体の下落につられて同社株価も下落するリスクも存在します。そのため、ガンホーに投資する際には、「損切り」ラインをを決めて行うと良いのではないでしょうか。損切りラインを設定することで、ご自身が許容できるリスクを超えた不用意な損失を回避しながら、利益が得られるチャンスを掴むことが出来るのではないでしょうか。
今回の検証は、あくまでも過去のデータに基づいたシミュレーションであり、将来を保証するものではありません。ただ、株の売買を行いに際して、今回のように簡単に検証を行うことで、どの程度のリターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。みなさんも投資をする際には、一度検証してみてください。きっと投資に対して安心感が違うことでしょう。
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（このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします）
