子育て/ママの「女性としての生き方」

母親だって人間だもの 「私の不可解な行動 15」(2ページ目)

アメリカのニュージャージーに住む一人の女性が書いた「Lessons in Futility」という記事が多くの人の共感を呼んでいます。彼女は、妻であり、母親であり、弁護士。彼女がさらけだした本音トーク 「私の不可解な行動 15」をご紹介します。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

私の不可解な行動:No.9~15

■5歳の子どもと交渉すること
哀しいことに、私よりすでに上手(うわて)である。昨日も、ジュースを2杯、おまけのお菓子、そして、22時まで起きていること、を承諾してしまった。その代わりに私が手に入れたものは、2時間の大騒ぎ、多くの罪悪感、そして、今朝の機嫌の悪い息子だった。

■真剣に聞いていないことにOKを出すこと
息子によれば、今夜、ポニーで遊んでいいと約束したらしい。そのとき、メールをチェックしていたので、全く覚えていない……。

■息子に、1人で着替えてくるように促すこと
上のシャツも下のズボンもチェック柄、そして靴下はストライプ、と上から下まで柄物でコーディネイトして部屋に入ってきたときの驚きといったら!

■「遅くまで起きていたい」と言う息子のリクエストを飲んでしまうこと
だって、その姿がとても可愛いから! でも、次の日の朝食で、不機嫌でイライラしている息子を見て、後悔する。

■息子が一瞬で自転車に乗れるようになると確信していること
近所の「自転車教室」に連れて行けば、午前中で乗れるようになると信じている。これまで一度もバランスを取れたことがないのに……。

■そして、実際に、その自転車教室に連れて行ったこと

確信は夢だったようだ。気落ちする私たちを見て、夫がランチに誘い出してくれた。そして、そこでも甘いものでご機嫌直し。悪循環……。

■息子が家の中で叫んだとき、大声で注意してしまうこと
息子には大声を出さないように言っているにもかかわらず、実際は、私が息子に「叫ぶのはダメ!」と叫んでいる……。


完璧ではない自分を認めてあげよう、受け入れてあげよう

彼女の本音が多くの人の共感を得ているのは、まさに育児の「あるある!」だから。「母親である前に、人間なのだから、完璧じゃなくていい」というメッセージが伝わってきますね。

私も、当サイトや著書などで、「完璧を目指さない良さ」を強調している一人。心理学的にも完璧ではないほうが上手くいく理由を解説しています。ぜひご参照ください。

■参考記事:
「完璧主義ママほど育児ストレスを抱えやすい理由」
「つい頑張りすぎてしまうママの育児ストレス解消法」

■参考図書:
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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