「ボーナスで投資!」という人が増えそうな今夏
家計的に余力がない中で投資をすると危険が伴います。あくまでも貯金の延長線上での投資を意識して
そのデータによると、ボーナスが支給されないという人は昨年より増えているものの、支給額は昨年よりやや減るにとどまっているようです。
注目したいのは、使いみちの変化。相変わらず「貯蓄する」という人は7割を超えているのですが、昨年に比べると割合は減っており、その代わりに「投資する」という人が増えています。金額にすると、平均3万7477円が投資予定資金として増えているようです。
投資したい商品は「日本株」。飛びついて大丈夫?
投資したいという人のうち、どのような商品で運用したいかという質問の答えでは、日本株が68%強を占めています。最近の日経平均株価は変動が激しく、米ドル/円相場も不安定さを見せていましたが、中・長期的に見ると相場は上昇するるだろうと期待している人が多いようなのです。このあたりは、アベノミクス効果でもあり、期待の表れであると思います。日本の企業を応援したい気持ちもありますし、今後アベノミクス効果で企業の利益は増えていくのではないかなと予測はしますが、下調べなどなく、雰囲気や流行に流された投資は危険です。
ですから、投資初心者はこの波に安易に乗らないでください。投資を始めるには、生活・家計の状況が落ち着いているということが前提条件。万が一期待している結果と異なった時の責任は自分で取ることになります。蓄えを十分にし、自分が投資できる金額やその余力をきちんと見極めなくてはいけません。取るリスクが大きければ大きいほど、そうする必要があります。
もし、すでに生活の予備費の部分は大丈夫、ということで始めるのなら問題はありませんが、やはりリスクのことなどはきちんと学習したほうがよいでしょう。
アベノミクスに期待して日本株を中心に持つというのであれば、生活を脅かすことがないように、投資資金の余力を持って投資してほしいと思います。
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