働くママをサポートする取組みの広がり

miyamotosan

2児の母でもある宮本さん。小柄な見た目からは想像もできないほどパワフルに活動されています。

国立社会保障・人口問題研究所が公表している『第14回 出生動向基本調査』によると、現在の日本では妊娠・出産をきっかけに約6割の女性が離職しています。一方で、そういった現状を打開し、働く女性の力で日本経済を活性化しようという機運も高まってきています。出産・育児を経験することで日常生活や価値観が大きく変化する女性も多いことを考えると、ライフステージに合わせて柔軟に働き方を選択できる環境が今まで以上に求められているのではないでしょうか。

そこで今回は、働きたいママ達がそれぞれの状況に合わせて自由に自分らしく働くことを提唱している「株式会社コッコト」代表 宮本直美さんにお話を伺いながら、母としての働き方について一緒に考えていきたいと思います。

理想の働き方を追求すれば、新たな方向性が見えてくる?

ご自身が経営する会社や、イベントの企画・運営を通じて、働くママを支援する取組みを次々と打ち出してきた宮本さん。その原動力はどこにあるのでしょうか?

宮本さんは、社会人として働き始めた当初から一貫して経理に携わり、仕事に対するやりがいや面白さを感じ始めた20代後半に結婚。仕事に夢中になっていた31歳に妊娠をきっかけに退職。一旦は専業主婦としての生活をスタートしましたが、「もう一度経理の仕事がしたい!」という想いから、経理要員が不足しがちな中小企業などに記帳代行スタッフを派遣する「株式会社コッコト」を立ち上げました。現在、登録スタッフ数は150名を超え、記帳以外の事務代行も行うなど事業を展開してこられました。コッコトの登録スタッフは、フリーランスとして「自分の働ける時間、曜日に働く」というスタイル。子育て時期でがっちり働きに出られないママ達が、働く時間をコントロールしながら育児と仕事を両立するスタイルは、宮本さん自身が理想として模索した働き方であったがゆえに、多くのママ達に支持されたのでしょう。

そんな中、東日本大震災で被災したママ達の声を受け、宮本さんはPower Womanプロジェクトという新たな取組みを始めます。Power Womanでは被災地をはじめ、全国各地で「働くママの見本市」となるイベントを開催し、ママ自らの知識やスキルを活かして自分らしく自立する様々なモデルケースを発信しています。イベントは連日多くの来場者を集め、各種メディアでも取り上げられるムーブメントとなっています。

「もっともっと色んな働き方があることを知ってもらいたい」という宮本さん。では、具体的にはどんな働き方があって、どうやって自分の働き方を見つければよいのでしょうか?