旅では三脚がなくて後悔する場面は多い
三脚は余分な荷物になり旅の持ち物では敬遠されがち。しかし、持ってなくて後悔することが多い道具のひとつでもある。
旅の準備では出来るだけ不要なものは省き身軽に整えるが鉄則。その観点から言うと使うかどうかわからない三脚は省かれるアイテムのひとつに加わることになりそうです。
しかし、旅の途中での撮影シーンで三脚を持ってくればと悔やまれる場面は多々あります。最もよく使われるのが夜景撮影での場面。三脚は暗い所での撮影において手ぶれを防ぐために使うことが多く、その中でも夜景撮影では三脚は必携。旅の予定に夜景観賞があるのであれば三脚は持ち物に加えておくぺきでしょう。基本的に三脚はこのように手ブレを防ぐためにカメラを固定して使うための道具。旅の風景撮影ではよく使われます。
夜景以外にもグループなどの集合写真を撮るときや花火撮影、高倍率での望遠レンズでの撮影をする場合にも三脚を用います。当初は三脚を使う予定はしていなくても、ホテルなど宿泊施設からの眺望がきれいで急きょ夜景を撮りたくなるということも少なくありません。
三脚があれば暗い場面でもブレることなくシャープな画像を撮ることができ、カメラを固定してオートタイマーで集合写真が撮影できるというような便利さを得られるというメリットがあるわけです。
自分に合った便利な三脚を見つけよう
コンデジ用のミニ三脚。これは100円ショップで購入したもの。この程度の三脚でも夜景撮影などでは威力を発揮。
カメラ底部に装着する折りたたみ式の三脚。常時カメラに付けておき、必要な時に組み立てるので便利。
ただ、旅行に足手まといになるほど大きな三脚を常に持ち歩くのは、旅の楽しみをそいでしまう結果にもなりかねません。そこで考えたいのが持ち運びに便利な三脚探し。手軽に持ち歩ける三脚もじつはたくさんあります。
コンパクトデジカメだけを旅行に持っていくのであれば、大型の三脚がなくても間に合わせることが出来ます。ポケットに入るサイズのミニ三脚でも最低限の働きはします。
今では100円ショップでもコンデジ用のミニ三脚は購入可能。これなら値段も携帯にも負担にならないので、いい写真を撮りたいのであれば面倒がらずにこの程度の三脚くらいは持ち歩くようにしたいものです。
また、カメラの底部に常時取り付けておけるミニ三脚もあります。使わないときは折りたたむことができ、必要なときに脚部を組み立てて使用するというもの。これも持ち歩くのに負担にならないので三脚の選択肢としてもお勧めです。
ミラーレス機以上のサイズの大きなカメラには、ミニ三脚では重さが耐えられませんが、大型カメラ用の小型三脚のバリエーションも豊富です。バックに入れて持ち歩くのにそれほど負担にならないサイズの三脚を選ぷのもいいでしょう。
三脚を選ぶ際は、使用するカメラの大きさ重量に耐えられる仕様のものを選ぶことがポイントです。
次のページでは、三脚を使うときの効果的な撮影設定や代用方法などをご紹介します!