ガジュマルハウスのオーナーは、以前自宅だった木造二階建ての貸家の老朽化と3.11を機に、耐震性能の高い賃貸アパートの建設を検討されていました。そこで資金供給先の金融機関に相談したところ、吉富興産の澤口直樹さんが手がけた[ケヤキアパートメント(都知事賞受賞)]と[メゾンブランシュ(グッドデザイン賞受賞)]を紹介され、近隣の差異のない賃貸住宅とは一線を画す「個性的な集合住宅」の設計を依頼したのでした。

外観に現れるスパイラル状の内部


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外観
1. 南側の外観。背後の北側には環七沿いのマンションが壁のように建っている。
2. 大きな庇のついた個性的なエントランス。
3. 複雑なフロア構成が分かる模型。


ガジュマルハウスは環七から少し入った通りに面して建っています。約36坪の敷地に建ぺい率が60%がかかり、建築面積は約21坪しかありません。各階ごと住戸を割り振った場合、一戸は10坪前後ワンルームで、各住戸ごとの向きで優劣がついてしまうのです。
そこで空間をスパイラル状に連続させてボリュームをコントロールし、ツイスト状に区切られた住戸を道路側と南側に配置して、騒音、避難、風通し、採光において優劣のないように解決したのです。


◆建築データと建築家プロフィール