認可外保育園見学時のポイント
保育園の見学は、予め連絡をとって効率よく見て回りたい
認可保育園の場合は役所が一括して申込みを受付けるため、一枚の申込書で複数の園に一斉に申し込めます。ところが、認可外保育園の場合は各園で申込書が配られ、園ごとにそれを提出する必要があります。そのため、見学時には必ず申込みから選考までの流れについて確認してください。具体的には、「生後何日(何ヶ月)から申込み可能か」「申込み方法(郵送、電話、オンライン)」「入園希望者の選考はどのようにして行うか」といったところです。
その他にも、見学時に是非チェックしておきたいポイントとしては次のような点が挙げられます。
■保育方針・保育内容
教育に力を入れているところ、スポーツや芸術系で特徴のあるプログラムを採用しているところなど、園によって個性が出やすいのが認可外保育園。そういった分かりやすい特徴だけでなく、保育方針や保育理念といった目に見えない特徴もきちんと把握して比較したいところ。
■保育料
料金は園ごとに異なります。基本料金だけでなく、延長料金、食事代、オムツ代など、何にどのくらいの費用がかかるのかを確認します。また、認証・認定保育園に通う場合に保育料の助成が受けられる自治体もあるので、事前に役所で確認しておきましょう。
■施設・設備
都市部の認可外保育園では、園庭のないところが多いかもしれませんが、その場合は近所の公園などを上手に活用して子ども達がしっかり体を動かせるように工夫している園も多いようです。園庭の有無を気にされる親御さんは多いのですが、そういった努力や工夫で上手くカバー出来ているのであれば、園庭がないからといって必ずしも環境が悪いとはガイドは考えていません。
■地震などの災害時の安全性
地震対策を例に挙げると、建物の耐震性はもちろん、家具等が固定してあるか、棚に収納してある備品が子どもの上に落下する危険性はないか等は確認しておきたいところです。
■セキュリティー
外部からの人の出入りが制御されているか、出入口は子供が誤って外に出ない工夫がされているか等、子どもが安心して過ごすことができるセキュリティー管理が出来ているか。
■保育者・スタッフ
確かにベテラン保育士さんは安心感がありますが、ベテランか若手かを過度に気にしない方が良いでしょう。それ以上に、保育という仕事に対する意欲が感じられるか、日常的なコミュニケーションが取りやすい相手かどうかの方が重要です。