日本株に投資していれば半年で36%の利益を得られた!?
商品は比較検討が大切
賛否はあるものの、長引くデフレを脱却するべくアベノミクスに期待する声が多く、2013年7月の参議院選挙は自民党が圧勝しました。これからますますの日本経済の活性化に対する期待感が国民から高まっていると考えられます。
実際の日経平均株価の動きを見てみると、2012年12月末の日経平均株価の終値は1万395円18銭でしたが、今年の7月30日までのデータでは、年初来高値で1万5942円60銭(5月23日)と約1.5倍にもなりました。しかし、日本の株式市場はあまりにも勢いがよすぎるなどの理由から調整局面に入り、7月30日現在、終値は1万3869円82銭となってます。
株式市場は時に1日の取引内で1000円以上の下落幅を経験し、そこだけ見るとやはり株取引は怖いと思った人も多くいると思います。しかし、それでも年末から株価に連動する上場投資信託(ETF)に投資をした人、例えば日経225連動(日経平均連動)型のETFを購入して持ち続けた投資家は、6カ月で投資額の約36%の含み益が出ています。実に年利換算では約72%という驚異的な運用利回りです。
株式投資ビギナーには日経225型・TOPIX型ETFがおすすめ
株式投資の初心者がリターンを求めた資産運用をするのであれば、株価連動型ETFがおすすめです。中でも、日経225連動型とTOPIX連動型が適しているでしょう。理由は3つあります。1つめは、株式市場全体を購入しているのと一緒なので、十分なリスク分散ができていること。2つめは毎日必ず経済ニュースで日経平均株価やTOPIXを目にするので、情報を取りやすいこと、3つめは少額から投資ができることです。
初心者が投資商品を選択するうえで重要なポイントは、正確な情報を得られるものから始めてみることです。だからこそ、日経225連動型やTOPIX連動型は初心者における最良の商品に分類することができるのです。
ETFは株式売買と同様にリアルタイムでスピーディーに取引が行えるため、一般の投資信託と比べても利便性が高いといえます。
株価連動型ETFを選ぶ上での注意点
日経225連動型を購入しようと思っていくつかのETFを比べてみると、値動きにさほど変化はありません。なぜならば、日経225連動型ETFは文字通り、株式市場の日経225の動きに連動しているので、そことの大幅な値段の乖離(かいり)がないためです。よって、ほかにチェックするべき項目は、信託報酬等の割合などです。例えばYahoo!ファイナンスには初心者にもわかりやすくETF専用ページがあるので、利用をおすすめします。Yahooファイナンス→株式→ETFという順番でタブがあるので、そこをクリックすれば、ETF銘柄一覧から情報をチェックすることができるので、各ETFを見比べてみてほしいと思います。
さまざまな情報を駆使して商品を比較検討することで、自分の意志で投資してみてもよいと思えるETFを見つけてください。
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