ちょっとしたお金を貯金箱に入れる習慣を
100円ショップなどでも安価でかわいい貯金箱が多数ありますね。今回は、貯金箱を使った幸せいっぱいの貯金方法をお教えします。家計には、臨時収入やへそくりのような「見えないお金」がいくつか存在します。我が家には、この臨時収入や日々のちょっとしたお金を貯金箱に入れる習慣があります。その貯金箱とは「家族旅行のための貯金箱」と「ありがとうの貯金箱」の2つです。
夫婦で年間10万円貯める「家族旅行のための貯金箱」
「家族旅行の為の貯金箱」では、1年に一度の旅行代の足しになればいいなと思い、こつこつと貯めています。大きな臨時収入ははじめからなかったものとして、少なくとも100円単位以上を入れていきます。夫は週に数回100円玉や500円玉を入れているようで、私は臨時収入や還付金などを入れるようにしています。夫婦で2倍のパワーで貯まっていき、毎年10万円ほどになります。10万円もあれば、旅行代の足しとしては十分です。
旅行が近づくと、家族で貯金箱を開けて金額を数えます。お札は小さくたたんで入れてあるので、「福沢諭吉さん、樋口一葉さん、野口英世さん、狭い場所で窮屈でしたね。やっと出番が来ましたよ!」と声をかけながら丁寧に伸ばしてあげます。
子どもの金銭教育にも役立つ?「ありがとうの貯金箱」
「ありがとうの貯金箱」は、寄付用の貯金箱です。5日常のうれしかったことや感謝したいことに対して、50円以下の小さなお金を「ありがとう」と言いながら貯金箱に入れていきます。これは、子どもたちにも日常的にさせています。だいたい1年で2~3箱分は貯まりますので、そのつど、必要としている団体へ子どもたちと一緒に持っていくようにしています。
貯めるべきなのは「お金」と「幸せ」
通常これらの「見えないお金」は、大きなお金は贅沢品へ消え、小さなお金は日々の生活費にまぎれて使われてしまいがちです。しかし、明確に目的意識を持たせると、大きなお金でも小さなお金でもしっかりと貯めることができます。家計管理は、家族の誰か一人だけが行うものではありません。家族全体で取り組むことで、意識も高まり効果も大きくなります。お金と一緒にワクワクした気持ちを貯めたり、誰かの幸せのためにお金が使われたりしていることを実感すると、お金は幸せになるための道具の一つなんだという意識が身につくでしょう。
特に子どもの金銭教育には貯金箱という道具が役に立ちます。銀行に預けてしまえばお金はバーチャルな存在になりますが、貯金箱を使うと、ジャラジャラという音や重量感を認識できます。お金が身近な道具だと実感することができるでしょう。
家計管理に貯金箱を取り入れる方法、なんだかワクワクしませんか?ぜひみなさんも「見えないお金」を貯金箱に入れて、家族で幸せを貯めていってください。
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