J-POP/復活してほしいバンドの口コミ

フォークソングブームを語る上では外せないバンド

「ザ・フォーク・クルセダーズ」は、1960年代に太く短く活躍したバンドです。フォークソングブームを語る上では外せないほどの存在感を持つフォールですが、活動期間は経った3年程度。不思議で面白い歌詞の曲が多いですが、しっとりした曲もおすすめです。2009年に加藤和彦さんが急逝されたため、オリジナルメンバーでの復活は二度とかなわなくなりました。

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3年の活動期間でも、存在感を残したバンド
『ザ・フォーク・クルセダーズ』

1960年代に太く短く活躍したバンドです。フォークソングブームを語る上では外せないほどの存在感を持つ「フォール」ですが、活動期間は経った3年程度というから驚きです。フォークルが活動していた期間、私はまだ生まれていなかったのですが、父が好んでよく弾き語りをしていたので自然と覚えました。

子供ながらに「帰ってきたヨッパライ」には相当驚きました。
「おらは死んじまっただ~」という歌詞と早回しによるコミカルなサウンド、しかも神様は「天国ちゅうのはそんなに甘いもんやおまへんのや~」と関西弁の丁寧語でヨッパライに説教するという、
なんとも不思議な曲です。

「コブのない駱駝」も好きで、コブがない駱駝はじつは馬だったり、鼻が短い象が河馬だったり。
2本足で歩く豚は人! 豚から人へ派生する発想には大受けしました。
フォークソングでここまで笑ったのはフォークルの「コブのない駱駝」、ザ・ズートルビー名義でリリースした「水虫の唄」ぐらいでしょうか。

フォークルの代表曲を挙げるなら、「イムジン河」と「悲しくてやりきれない」です。大学で副専攻語に韓国語を選択していたのですが、授業で初めて「イムジン河」を聴きました。フォークルのしっとりした曲をあまり聴いたことがなかったので、イムジン河を聴いたときはかなりの衝撃を受けました。
原曲とは多少メロディが異なりますが、故郷へ帰れない切なさや祖国が別れてしまった悲しみが良く表現されていると思います。

「イムジン河」は祖国の平和を願う気持ちと望郷の思いを歌った曲なのに、国と国との問題に触れるために放送・発売すること自体が非常にナイーブな問題になってしまいました。
「悲しくてやりきれない」は知っていましたが、「イムジン河」が実質的に放送禁止となり、レコードの発売も見送られたことから作られたというエピソードもこのときの授業で初めて聞きました。「イムジン河」を聴いてから「悲しくてやりきれない」を聴くと、やるせなさがより感じ取れるような気がします。

加藤和彦さんが2009年に急逝されたため、オリジナルメンバーでの復活は二度とかなわなくなりました。ますます「悲しくてやりきれない」気持ちにさせられます。


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