寛政年間創業の日本橋の老舗 [うなぎ] All About

浮世絵が飾られた半個室でいただく

昭和通り沿いに、老舗の風格が漂う小豆色の建物。創業は1800年頃(寛政年間)という麻布の野田岩、浅草のやっ古と並ぶ老舗だ。暖簾をくぐると正面の入り口はお座敷用だ。右手の御食事処と書かれた自動ドアを入る。右手一列にボックス席が並び、それぞれのボックス席は暖簾で仕切られている。半個室席の中には、浮世絵などが飾られている。着物を着た店員さんに案内される、鮮やかなブルーの着物が印象的だ。

うなぎ割烹大江戸お店

土曜日限定の3本いかだが人気

割烹料理屋らしく季節の料理などがありメニューは豊富、日本酒のラインナップも割烹料理店らしい。うな重は、ふみづき2310円より、ながつき、しもづき、やよい5460円、むつき、極上7560円とある。グレードでうなぎの大きさが違うとのこと。”しもつき”までは一尾で、それ以上は一尾半のうなぎを使うとのこと。うな丼もあり、大丼3780円より、そして平日限定のいかだ大丼がある。土曜日限定のメニューに3本いかだがある、人気のメニューだそうだ、豪快にいただいてみたいところだ。肝吸いは別250円。赤出汁か肝吸いか選ぶのだが迷った末、ふみづき2310円と肝吸いをお願いする。

うなぎ割烹大江戸ふみづき2310円

お江戸日本橋、サラッといただくうな重

待つこと10分、うな重登場。皮はやや厚めだが柔らかい。表面をややパリッと仕上げてあり、フワッとした身だ。タレは甘辛ほのかに甘め、くどくなくサラッとしたタレだ。脂のノリも程良く、身はふわりとトロッとする。肝吸いは風味がよく、味付けは薄めだ。うなぎとタレのバランスもよく、お江戸日本橋の、あっさりとした上品うな重でございます。