家計管理がうまくいかない原因は自分の内面にある
家計管理や節約を持続させるためには、実はメンタルの強さが重要です。メンタルが強くなると、家計だけでなく人生においてプラスになることが多々あるのだと私自身も実感してきました。ダイエットと節約は似ているとよく言われます。たとえば飲み会で、周りが美味しそうにビールや揚げ物をほおばっている中、自分だけウーロン茶とサラダというのは悲しいもの。同じように、周りがお金を使って良い生活をしている中、自分だけがお金が使えないと惨めな気持ちになるのは理解できます。
しかし、これらは全て「他人との比較」によるものです。他人と比べて自分が同じようにできないことにいらだっているだけなのです。こういう場合は一度、「何のために家計管理をするのか?」に立ち戻り、「人がどう思うかではなく、自分はどう生きたいのか?」と自問する必要があります(詳しくは『何のための家計管理?メリハリ家計でストレスフリー』をご覧ください)。
家計管理は自分管理
家計においてメンタルを強くするには、以下のことが大切です。- 人と比べない
- 心から楽しむ
- ポジティブ思考を心がける
- 等身大の自分を受けとめ、弱い自分も受け入れる
また、お金と時間を無駄にしないよう、楽しむことや学ぶことに集中するので、愚痴なども出てこなくなり、有意義な時間を過ごせるようになります。ポジティブにとらえることを習慣化させれば、「お金が足りなくて辛い」ではなく「どうすれば少ないお金で解決できるか?」と頭を働かせることができます。弱い自分を受け入れることで、人に優しく接することができるようにもなります。
家計を管理できる人は自己管理ができる人ともいえます。その結果としてお金が貯まり、豊かになっていくのです。
金銭感覚が優れた人は人間的にも魅力がある
「何のために」がはっきりすると、ぶれることなく行動できるようになります。このようにメンタルが強くなり、お金と等身大に付き合えるようになると、一本筋の通った強さが養われ、その内面の強さが外見にも表れます。メンタルが強くなると、家計力アップだけでなく、人間としても成長するものです。お金や家計に向き合うことは、人生において大きくプラスになることばかりなのです。ある意味、お金の使い方には品性が表れるので、優れた金銭感覚を持っている人には、自分の生き方を確立している人が多いなと感じます。
家計管理は私にとっても自分自身を律する大切なことで、だからこそメンタルが強くなったように感じます。家計管理が身に付いて習慣化されても、油断すればまただらしなくなることがあります。しかし、そんな自分にすぐに気づいて喝を入れるので、かつてのような浪費家主婦に戻ることはありません。
自己管理ができ、家計管理が上手になってこそ、人は初めて一人前と呼べるのではないでしょうか。
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