アート・美術展/アーティストはどういう人?

金属の立体造形に圧倒される、國府理さんのアート(2ページ目)

アート作品をつくる人=アーティストとは、どういう人なのでしょうか。いま生きているアーティスト、つまり現代美術のアーティストに直撃。今回は國府理さんに制作や作品の背景、アーティストの生きかたについて話を聞いてみましょう。

藤田 千彩

執筆者:藤田 千彩

アートガイド


作品をつくる「動機」

溶接をする國府 理さん

溶接をする國府 理さん

なぜ國府さんは作品をつくるのでしょうか?

「誰でも人間は、他人に理解されたい、と思っていますよね。僕の場合、作品をつくることで、他人に自分の考え方を伝えることができ、反応を得られるからです」

アーティストは変わり者、と思われがちですが、自分の意見や考え方を「つらぬく」というよりも「シェアする」というスタンスのようです。

「作品を通じて、僕たちアーティストは、今までとは違うものの見方や考え方を提示していければ、と考えます」

私たちも作品を見て、スゴイとかキレイと思うだけでなく、どこか共感したり、何か疑問に思ったり、いろいろと想像したり、と感じかたが多いほうが、アートを楽しめる気がします。

アーティストの生活

國府 理さん

國府 理さん

アーティストは作品を「つくる」だけでなく、「見せ」たり「発表」します。

「時代や経済状況によって、アート作品の大きさや形も変わります。いまの日本のアート界では、駅前のオブジェをつくる仕事はあまりありませんが、アートイベントに参加する仕事は多いです」

実際、日本各地で行われているアートイベントでは、國府さんの作品のような、大きくて、インパクトがある立体造形作品が人気です。

そんな作品をつくるとお金が掛かるのでは?と心配になりますが、展覧会やアートイベントの主催者はアーティストに制作費としてお金を出す場合もあるそうです。

「普段の生活費は、大学の非常勤講師などの収入でまかなっています」

また、アーティストによっては、小さな立体作品やデッサンなどを売って、お金を稼いでいる場合もあります。


【展覧会・イベント情報】
國府理さんは、2013年、以下の展覧会・アートイベントに参加します。

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國府 理 未来のいえ チラシ画像

■展覧会「國府 理 未来のいえ」
会期:2013年6月22日~7月28日
会場:西宮市大谷記念美術館(兵庫)
公式サイト:http://otanimuseum.jp/home/

 
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あいちトリエンナーレ2013 ロゴマーク

■アートイベント「あいちトリエンナーレ2013」
会期:2013年8月10日~10月27日
会場:愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか、岡崎市内のまちなか
公式サイト:http://aichitriennale.jp/

 
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六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013 ロゴマーク

■展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」
会期:2013年9月14日~11月24日
会場:六甲ガーデンテラス、自然体感展望台 六甲枝垂れ、六甲山カンツリーハウス、六甲高山植物園、六甲オルゴールミュージアム、六甲山ホテル、六甲ケーブル、六甲ヒルトップギャラリー、オテル・ド・摩耶(サテライト会場)
公式サイト:http://www.rokkosan.com/art2013/

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