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京都ならではの体験!日本三芸道のひとつ「聞香」

本願寺前にある「香老舗 薫玉堂」。ここで香道のことである「聞香」を体験できます。これは室町時代の文化のひとつで茶道、華道と並ぶ日本三芸道のひとつです。最初に講師の方から楽しいレクチャーを受け、その後聞香の一種「三種香」を体験します。随所に遊び心が散りばめられている「聞香体験」は、京都ならではの楽しい体験の一つです。

投稿記事

香りを自分の記憶に刻みこむ 「三種香」

 

 

香りは「聞く」……と表現するのは、ご存知でしょうか。

まさに「嗅ぐ」のではなく「香りを聞く」のが、「聞香体験」(もんこうたいけん)です。

文禄三年(1594)桃山時代に、本願寺前で、薬種商として暖簾をあげた「香老舗 薫玉堂」。

以来400余年にもわたり、御香調進所として、本願寺をはじめ全国各宗派御本山、御寺院へお香を納めている老舗です。

ここで体験できる「聞香体験」とは香道のこと。
室町時代の文化のひとつで茶道、華道と並ぶ日本三芸道のひとつです。

最初に「香」の歴史や、「五味六国」という香の種類についてなど、とても興味深い香に関して、講師の方から楽しいレクチャーを受けます。

その後、「香室」に移り、聞香の一種「三種香」を体験します。

これは3種類の香木から、小さい欠片を3つとり、3種類×3個で合計9つの包みを作り、その中から無作為に3つ包みを取り出し、その香を「聞いて」香りを観賞しながら、名前を当てるゲームです。

お茶の席のように、香元が一つづつ香炉に香を焚いて客に渡すので、客はそれを手にとり、
作法通りに香炉を回し、鼻に近づけ香りを覚えます。

3種類の香りを確かめたら、その違い(答え)を独特の符号で筆で紙にしたため、自分の名前も書いて渡します。

なかなか香りを当てるというのは難しいもので、家元でもはずれることがあるそう。
当たるとかなりうれしいものですが、外れても楽しい優雅な遊びです。
 

 

 

 

心を沈め、目を閉じて、その香りを感じた時にどんな記憶や風景が自分の頭の中に浮かびあがるか……それとともにその香りを自分の記憶に刻みこむのがコツのようです。

随所に遊び心が散りばめられている「聞香体験」は、京都ならではの楽しい体験の一つです。

■聞香体験

参加日:10日前まで電話にて要申し込み。
所要時間:90分
各回定員:12名(最小催行人数5名様)
体験料:1人 2,500円 (お抹茶・お菓子・おみやげ付き)

■香老舗 薫玉堂(くんぎょくどう)
住所:京都市下京区堀川通西本願寺前
電話番号:075-371-0162
営業時間:9:00~17:30
定休日:第1・3日曜日、年末年始
アクセス:JR京都駅より徒歩15分、市バス9番・28番で西本願寺前下車
HP:www.kungyokudo.co.jp/

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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