至るところでお茶会が開催されるほど茶道が普及した金沢
安土桃山時代に千利休によって完成した茶の湯。利休が確立した侘茶=茶道は武士階層に急速に広まり、江戸時代を経て一般にも浸透。
金沢では三代藩主・前田利常が裏千家の千宗室・仙叟を茶の湯指南役としたことから裏千家が普及。現在では表千家や遠州流や宗和流などの茶道も盛んで、市内の至るところでお茶会が開催されています。
茶の湯をいつでも気軽に体験できる茶室も多く、金沢が誇る和菓子と共に頂くお茶は格別の味わいです。和菓子は干菓子もしくは上生菓子から選ぶところが多く、干菓子の方がリーズナブルなのですが、できれば上生菓子を食べてみてください。
金沢にはお茶席や料亭専門の「吉はし」という和菓子店があり、「吉はし」の上生菓子は地元民でさえもこういう場でないと食べられない幻のようなお菓子。
総ての茶室が「吉はし」の上生菓子を提供しているわけではありませんが、「吉はし」のものだとわかった場合はマスト・イートです。
また、玉泉園では茶の湯を嗜むたけでなく、自分でお点前ができるプログラムもあるので、金沢訪問の記念に一服点ててみてはいかがでしょうか。足が痺れるかもしれませんが、貴重な体験ができますよ。
■茶の湯体験
住所:金沢市小将町8-3(西田家庭園 玉泉園)
電話番号:076-221-0181(要予約)
定休日:(毎週水曜、12月20日~2月下旬)
所要時間:約1時間
体験料金(入館料込):抹茶(干菓子付)1300円、抹茶(生菓子付)1500円
アクセス:www.geocities.jp/gyokusen_en/access.html
HP:www.geocities.jp/gyokusen_en/top.html
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