鮎釣りに欠かせない毛針が、芸術品として高い評価を得るまでに
加賀毛針の歴史は江戸時代に遡ります。加賀の藩主前田家は石高百万石を誇る大大名。しかし外様大名だったので常に幕府から厳しく監視され、武芸の鍛錬もままならない状態でした。
そのため、直接武芸に繋がらない猟魚で足腰を鍛えようと鮎釣りが奨励されるようになり、鮎釣りに欠かせない毛針が発達していったのです。
加賀の鮎釣りの第一義は鮎との知恵比べ。いかに鮎を騙して釣るかが重要で、その鮎の餌となる水生昆虫に似せるために雉や孔雀の羽、漆、金箔、蛇皮などを使用し、技術を向上させていった結果、芸術品として高い評価を得るまでに。
最近では本業の毛針の技術を応用したフェザーアクセサリーを開発し、本店傍のクラフトギャラリーにはチョーカーやブローチ、イヤリングやピアスなど様々なアイテムが揃っています。
芸能人にもファンが多く、他では見られない美しいアクセサリーは金沢土産にぴったり。自分用には体験でオリジナルのアクセサリーを作り(ブローチを基本として、希望すればチョーカーやピアスなどもOK)、友達や家族へのお土産はショップで、というのはいかがでしょう。
※金沢市より許諾をいただいた写真を投稿しています。
■加賀毛針アクセサリーづくり体験
住所:金沢市安江町11-35
電話番号:076-231-6371
所要時間:約30分~1時間
体験料金:1500円
営業時間:9:00~18:30(19:00閉店)
定休日:火曜日
HP:www.meboso.co.jp/
※データは記事公開時点のものです。