今月1日に、国税庁より、相続税や贈与税を算出する際の算定基準となる2009年(平成21年分)の路線価(相続税評価額)が公表されました。
http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h21/index.htm

路線価は、相続税や贈与税の算定基準となる不動産価格で、公示価格のおおよそ80%の水準で評価されます。

また、路線価は例年8月上旬に公表されていましたが、税務署に設置していた冊子の発行をやめてホームページでの閲覧に統一したという理由で、昨年より公表時期が1ヶ月ほど早まりました。

今年は全体で下落傾向

今年の全国平均(全国約37万地点の標準宅地1平方メートル当たりの平均路線価)は前年を5.5%下回り、4年ぶりの下落となりました。昨年は、全国平均で10.0%の上昇でしたから、状況は一転したといえます。

三大都市圏では、全ての圏域で下落。東京圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)が6.5%、名古屋圏(愛知)が6.3%、大阪圏(大阪・兵庫・奈良・京都)が3.4%下落しました。特に東京圏と名古屋圏は前年10%以上の上昇率を示していたこともあり、非常に大きな下落となりました。

地方圏でも前年まで2年連続でほぼ横ばいでしたが、今年は3.8%下がりました。

標準宅地の平均路線価の3年間の推移


標準宅地の平均路線価の3年間の推移
標準宅地の平均路線価の3年間の推移

全国47都道府県の県庁所在都市の最高路線価では、前年よりも下落した都市が39、横ばいの都市が8で上昇した都市はありませんでした。

都道府県別では、前年17.4%の上昇率をみせた東京は7.4%減、大阪は4.0%減。最も下落率が大きかったのは、福岡の8.6%減でした。

では、毎年話題になる全国路線価トップの場所、東京・銀座鳩居堂前を含む銀座中央通りはどうでしょうか?昨年は、1平方メートル当たりの価格が3,184万円でした。今年は、前年比2%減の3,120万円となり、10年ぶりの下落となりましたが、こちらは24年間トップを誇っています。元々、価格水準が高いことから落ち込みが小さかったといえるでしょう。
それにしても、坪単価に直すと1坪あたり1億円以上・・・すごいですね。

ちなみに、今年の下落率が最も大きかったのは、福岡市中央区天神2丁目の渡辺通りの12.9%でした。

都道府県の県庁所在都市の最高路線価ランキング


都道府県の県庁所在都市の最高路線価ランキング
都道府県の県庁所在都市の最高路線価ランキング

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