株・株式投資/株式の売買テクニック

機関投資家の行動パターンを知って勝率アップ!

アベノミクス相場によって個人投資家が増えてきましたが、大きな資金で株式投資を行っている機関投資家の影響はやはり大きいもの。彼らの動向で株価が左右されることも多々あります。彼らの行動パターンから、個人投資家が株式投資で勝つための秘訣を探りましょう。

藤本 誠之

執筆者:藤本 誠之

株式ガイド

  • Comment Page Icon
投資を一時休止できるのも個人投資家ならではの強み

投資を一時休止できるのも個人投資家ならではの強み

まいど、相場の福の神こと藤本です。

株式投資は、買い方と売り方の思惑が交差する戦場のようなものです。敵の動きを知ることこそ、勝率アップの近道です。

株式市場で大きな資金を動かすのが、生命保険会社や信託銀行などの機関投資家。個人投資家とは違い、機関投資家には機関投資家だからこその事情があります。機関投資家にはいくつかの行動パターンがあります。 そこから、個人投資家が株式投資で勝つための秘けつを探ってみましょう。

行動パターン1:常に投資し続けることが仕事

当たり前ですが、機関投資家は仕事で株式投資を行っています。また、株式・債券・不動産などさまざまな資産に投資を行いますが、当然担当者は違います。株式投資の担当者は株式に投資するのが仕事なので、どんなに相場が悪くても投資を休むことはできません。

行動パターン2:大きな資金を動かしている

個人投資家とは違い、機関投資家は巨額の資金を運用しています。大きな資金ゆえ自分が売っただけで値崩れを起こしてしまうような流動性の低い銘柄(=時価総額に小さい銘柄)は、扱いにくいのです。

行動パターン3:時価総額の大きな銘柄を主に扱う

機関投資家は、巨額の資金を運用するため、時価総額の大きな銘柄を主に取り扱っています。だから、時価総額の小さな、新興市場等のニッチな銘柄にはあまり詳しくありせん。

個人投資家が勝つには、機関投資家の逆を行く!

機関投資家には、上記のような3つの特徴があります。ということは、この逆を行けることが個人投資家の強みになるのです。

行動パターン1の逆は、「休むも相場」ということです。これができるのが個人投資家の強みです。株式市場全体が下落基調の時は、「買わない選択」をするだけで、勝率を上げることが可能です。

行動パターン2、3の逆は、「時価総額の小さな銘柄で勝負する」「機関投資家の少ない新興市場で勝負する」となります。これによって、機関投資家と戦わずに済み、敵は同じ個人投資家にほぼ絞られます。他の個人投資家より半歩先読みすることができれば、株式投資の勝率が大幅にアップすること間違いなしです。

【関連記事をチェック!】
日経平均株価の見通し、1万5700円が実現可能な高値か
「クールジャパン」で儲かる意外な銘柄とは?
外国人目線で株式相場を見るには?

*投資判断の参考にするための情報提供を目的に作成されたもので、投資の勧誘ないし特定の銘柄を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身で判断されるようお願いいたします。
*正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。
*藤本が個人的な考えを掲載したものであり、藤本が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます