額縁の飾り方・掛け方
あえて何も掛けない真っ白のプレーンな壁が好きな方は別として、壁に何か掛けたくでも”掛ける方法”が分からない人が意外に多いように感じます。
今回は、皆さんが壁に額縁を掛ける時、おっくうにならずに思いのままに掛けられるようフックの選び方から使い方、さらにはフックを取り外した時の壁の補修方法まで、プロのテクニックをご紹介したいと思います。
額縁の飾り方・掛け方1. フックの選び方
日本の住居の壁のほとんどは、石膏ボードです。つまり、壁掛け時計などに標準的に付属している木用ネジなどは簡単に抜けてしまいます。必ず、壁に対して斜めにピンがささり抜けにくい石膏ボード専用のフックを選びましょう。ガイドがオススメするのが、こちらの2つ。 石膏ボード専用のフックとしては、おそらくこれが最強です。壁に対して、3方向から釘を差し込み固定するタイプ。このサイズで、5kgのものまで大丈夫とは心強いですね。
もうひとつガイドがオススメするのがこちら。
一時的に何かを掛けたい場合や掛ける場所を頻繁に変える場合にとても便利。シンプルな1本刺しタイプのフックなので、取り付け、取り外しが簡単です。取り外し時、釘自体は、素手でも抜けますが、斜めに刺さっているので、取り付け時には絶対に外れることはありません。
額縁の飾り方・掛け方2. 額縁1枚に対してフックは2本
さて次は、実際に選んだフックを壁に取り付ける時のポイントです。額縁1枚を掛けるのにフック1本だと、どうしても左右のバランスが取りづらく、結果として額縁がどちらか一方に傾きやすくなります。そこで、ガイドは”ちょっとぜいたくに”額縁1枚に対してフックを2本使います。これだけで額縁を掛けた時の安定感が格段に増し、真っすぐキレイに掛けることができます。
額縁の飾り方・掛け方3. 額縁はお辞儀をしやすい
よく壁にかけられた額縁がお辞儀をしている姿を見ませんか? お辞儀をしているというとかわいく聞こえますが、デザイン的に考えると少し残念な姿です。これを解消するには、壁と額縁を平行に保つよう調整することが必要です。方法は極めてシンプルですが、効果は抜群です。市販のゴム等を額の左右の下部分に取り付けます。少し内側に付けることでゴムを出来る限り見えないようにしてください。
お辞儀をしている額と比べて、高級感がありませんか? 人間でも猫背の人よりも、背筋のピンと伸びた人の方が印象がいいのと同じで壁に美しく取り付けられた額縁はインテリア全体を引き締めてくれます。
さらにこの2カ所のゴムにはもうひとつの役割があります。ちょっとした衝撃で額縁が左右に傾かないためのすべり止めです。
5秒で出来る 簡単!壁紙補修
よく壁の穴が気になって、壁に何も掛けないという人がいますが、そんな心配は無用です。一番多い壁紙の場合、釘で空いた穴を埋めてくれるパテ状の穴うめ材というものがあります。実際にフックを取り外して穴の空いた壁に穴うめ材を使用してみました。いかがですか?
これで、穴を気にすることなく、壁に好きなものを掛けることができますね。
これでもう壁に何か掛ける上での弊害はないですね。後は、思いきって好きなものを写真や絵を用意するだけです。壁を活用してインテリアをもっと楽しんでください。
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