裂き織りのベスト その1

一口に裂き織りと言ってもいろいろな織り地があります。
ベストを一例にとってご紹介しましょう

柄ものも面白い仕上がりに

柄ものも面白い仕上がりに

このベストの元の布は着なくなってしまった金魚柄の子供の浴衣地です。
表面に凸凹感のあるサッカー地なので気持ち良く裂けます。





ごく普通に裂いてよこ糸として平織りしています。
裂き織り(さきおり)とは?参照


柄のところがアクセントに

柄のところがアクセントに

裂くことにより金魚柄の赤や藻の緑がいいアクセントとして織り布全体に散っています。






元の布と裂き織り地を並べてみました。

色の見え方も変わります

色の見え方も変わります

元の布に比べて織った布の方が色が地の水色より淡い水色に見えます







その理由はたて糸に白っぽいピンク色を使ったから。

たて糸の色もポイントに

たて糸の色もポイントに

織物の色合わせは絵具と同じでたてよこの色が混ざり合います。







この織り地の場合、水色に白っぽい色を足したから淡い水色になりましたが、たとえば濃いこげ茶のたて糸にすればかわいい金魚柄でもシックな色合いの裂き織り地に仕上がります。

織り布によるベストをお見せすると「ベストをつくる時はこのような曲線の布地に織
るのですか?」とよく聞かれます。

曲線に織る方が難しいので、布地はまっすぐに織ります。

仕上げの処理もしっかりと

仕上げの処理もしっかりと

長方形の布地の上に型紙を置きますが、型紙に沿って切ると裂き織り地は織り目が粗いためほどけてきます。

なので、型紙の線の少し外側にジグザグ縫いをしてその外側を切るか、ロックミシンを使って縁をつくってから仕立てるといいでしょう


このベストはブレードテープを縁飾りにしました

縁取りがアクセントになります

縁取りがアクセントに












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