手織りとは (織り地と編み地の比較)

「同じ糸を使うのに手織りって手編みはどう違うの?」という質問をよく受けます。そんな方のためにその特徴の違いを簡単に解説します。


編み(棒針)の特徴

メリヤス編み

棒針りの基本「メリヤス編み」

まずはこちらが編地。棒針編みによるメリヤス地です。

 
メリヤス編み

メリヤス編み。編み目の拡大写真

編物は一本の糸を使い、互いに引っかけながら一枚の布をつくります。

 
メリヤス編み

伸びがあるメリヤス編みの特徴

余裕のある糸の使い方をしているので引っ張ると伸びるのが編地の特徴です。

 

手織りの特徴

手織り

手織りはたて糸とよこ糸の組み合わせがあります

それに対して織り地は、たて糸とよこ糸の組み合わせで一枚の布として成り立ちます。

 
手織り

平織り。たて糸に対し、よこ糸が交互に上下に

基本の平織りの場合、たて糸は1本置き交互に開き、その間によこ糸を入れます。たて糸に対してよこ糸は上・下・上・下と交互に合わさり布地となります。

なお、手織りも手編みも技法によっては伸びない編地や伸びる織地もありますが、しっかりと糸が収まるのが織地です。

 

「織り」と「編み」色の組み合わせの違い

メリヤス編み

メリヤス編みでの色のくみ合わせ

また、色の組み合わせにも特徴の違いは現れます。たとえば2色の糸を使って編んだ場合、編地は交互に色が出ます。

 
手織り

たて糸、よこ糸をそれぞれに

それに対して織り地はグレーのたて糸と赤のたて糸を交互にかけ、グレーと赤を交互に織ります。






そのため赤とグレーの混ざり合う中間色部分ができます。

メリヤス編み

メリヤス編みの編地

手織り

手織りの編地











織物の色合わせは絵具の色合わせと同じ。絡み合う色合わせの不思議さが織り地の特徴です。