今回は、持つべきモノとそうでないモノを見極めて、無駄遣いを減らすための考え方を「節約グッズ」を例にとってお話しします。
出費や手間を差し引いても、節約効果があるかどうか?
スーパーやホームセンター、100円ショップに行ってみると、節水シャワーヘッドや冷蔵庫の保冷カーテンなど、節約に役立つとされるさまざまなグッズが売られています。つい財布のひもが緩んでしまう方もいるでしょう。この手のグッズを買う際には、そのグッズへの出費を差し引いても節約効果があるか、つまり費用対効果を考える必要があります。節約のために日々使うものですから、すぐ壊れてしまうのでは問題外です。
元を取れるとすれば、どれくらいの期間が必要か、元を取る前に使えなくなってしまわないかも考慮してください。また、今持っているモノで対処できないか、もしくはもっと安価なもので代用できないか、検討してみることも大事です。
購入する前に、便利グッツの費用対効果を考えてみよう
節約が目的で家計簿をつけるなら、1200円する立派な家計簿を買う必要があるでしょうか。100円のノートで十分な場合もあります。途中でつけるのをやめた家計簿が自宅に何冊もあるという方、みなさんの中にもきっといらっしゃいますよね。
他にも、洗濯機の残り湯を使う場合、ホースを出し入れする作業のうえ、こぼれた水滴を拭く作業など手間がかかります。
しかし、ドラム式の洗濯機の場合、手間をかけてホースを出し入れするのが無駄に思えるくらい節水効果が高くなります。洗濯機を買い替える時はできるだけ、水道光熱費がかからないものを選択すれば、節約に手間取られることなく、日々の家事は楽になります。
あれば便利なモノは無駄になる可能性が高い
整理整頓のされていない家には、節約グッズのような「あれば便利なモノ」があふれています。いつか使うだろうと思い、捨てられずにいるモノばかりです。「いつか使うだろう」と思っているのなら、それらが使われることはきっとないでしょう。結局そのモノと、そのモノを買ったお金は無駄になります。
私は常々「あれば便利なモノは無くても困らない」と考えています。「あれば便利なモノ」はむしろ無駄になる可能性が高く、だからこそ、この手のグッズをあえて買う時は理由をしっかりつけ、無駄にしないよう心がけます。
使い捨ての商品があふれる世の中ですが、捨てる以前に不要なモノは持たないという姿勢も大切です。
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