世間で育てていく、という発想
ここラボのロゴのようなハッピーな親子を増やしたい
高:「カウンセリングやコーチングは、ママたちが楽になっていくために大変有効なツールです。でも、なかなか浸透しない。だったら気軽に親子で集える場を作って構えることなく体験できるようにしたらどうなのかなって。当たり前のことが大切だと思うなら、イベントで組み込んで気軽に触れられる環境を作ってしまえばいいんじゃないかって考えたんです」
昔は子どもは世間と一緒に育てている感覚がありました。祖父母、家族、地域、社会、色々な人が親代わりになって目を配ってくれた。コミュニティは時代とともにいつの間にかオンライン上に移行しつつあり、現実社会のリアルな関わりは薄らいでいるように感じます。それを反映するようにママたちが気軽に悩みを相談したり本音を話せる場が極端に減っているのではないでしょうか。
親子ワークショップも多数開催
子育てが様変わりしたと聞かれるようになって久しいです。その中で失われてきたものも多くあると思いますが、一度失われてしまったが故に取り戻すことが困難になっていくものも中にはあると思います。そして、それは結局一番弱い子どもたちへしわ寄せが行き、受け継がれてしまって負の連鎖から出られなくなってしまうケースもあるのではないでしょうか。その責任は親の年代にあることになりますが、そのときはそうするしかなかったという親側の事情があるのもまた事実。その狭間でいわゆる専門家といわれる人達が自分のスキルを現実に悩んでいる人達とどうマッチングさせていけばいいか、試行錯誤を繰り返している時代とも言えますよね。
親子でお絵かき教室でのひとコマ
海外では気楽に利用されているコーチングやカウンセリング。ところが変わればひとつの文化として当たり前に日常で活用されているもの。子どもの前で、いいママでいようと頑張ることはとても大切なことです。でも、頑張りすぎてしまう前に「苦しい自分がどこから来ているのか」一度専門家の手を借りて、探ってみてはいかがでしょうか? 自分ひとりでは見えづらかったことが、意外と見えてくるかもしれません。
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