Raw画像の編集に適したソフトとは?

Raw画像を現像するには、カメラ機種のRawフォーマットに対応しているソフトが必要です。カメラ付属の画像編集ソフトであれば、そのカメラのRawにすでに対応しているので大丈夫です。

無料や市販のRaw現像ソフトでも随時更新によって対応機種は増えていきますが、新機種のカメラはしばらく対応していない場合があります。そのような未対応のRawは、ソフトに読み込まれなかったり、見ることができても色味やゆがみが著しく異なっているため、画像を思い通りに再現することができません。

そこで、今回はRaw現像ソフトの中でも比較的すぐに新しいRawに対応している、代表的な現像ソフトを5つ紹介します。このソフトを導入していれば安心できるものばかりです。

初心者向けからプロ向けまでありますが、いずれも無料の期間限定トライアル版が提供されていますので、インストールして試してみることをおすすめします。

Raw現像といっても、一般的なJPEGなどの画像も同じように読み込んで編集できます。いわゆるアルバムソフトといった趣ですので、お手持ちのRaw画像を読み込んで気軽に使ってみてください。

まずは初心者向けのRaw現像ソフトから紹介します。

Raw画像の活用手段が豊富な Adobe Photoshop Lightrloom 5

Adobe Photoshop Lightrloom 5は、写真の読み込みから、キーワードやメタデータを利用して細かく写真を分類して、使いたい写真をすぐ選び出します。

現像は右側のパレットのみで編集が完結します。現像では不要なものを自動的にきれいに消したり、マスクを使った直感的な暗室作業が容易に行えるのが特徴です。Raw現像のハイアマチュアやプロ向けとうたってはいますが、価格が安価で本格的な現像機能がそろっていることから、Raw編集の初心者から気軽に試せるソフトとしてもおすすめです。
Rawを現像して終わるというのではなく、それを使って、スライドショーやプリント、Webフォトギャラリーを作るなど、写真を活用するためのテンプレートが多く収録されています。これらを元にして、自分で自由にアレンジをして登録しておくと便利です。

Adobe Photoshop Lightrloom 5のインターフェイス。価格が安く導入しやすいが、本格的なRaw現像機能がそろっている。

Adobe Photoshop Lightrloom 5のインターフェイス。価格が安く導入しやすいが、本格的なRaw現像機能がそろっている。


現在は最新版のベーター版が6月末まで無料で公開されています。
機能やダウンロードの仕方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

・Lightroom 5 の写真現像に特化した新機能

Mac専用Apertureで美しい画面に特化したRaw現像

AppleがMac専用に提供している画像整理編集ソフトApertureは、いわゆるRaw専用というよりも、Retinaディスプレイの美しい画面表示に特化した写真の整理、編集、活用ソフトです。

調整画面には「RAW微調整」という調整機能があり、自動的に対応しているカメラの機種に適した、色やシャープ、モアレ、ノイズ除去などの補正が施されています。ただしレンズ補正の機能はないため、別途プラグインをインストールする必要があります。
Apertureのインターフェイス。「RAW微調整」機能にカメラ名が自動的に表示されて調整が行われている。

Apertureのインターフェイス。「RAW微調整」機能にカメラ名が自動的に表示されて調整が行われている。


このようにあらかじめ高度な調整機能は装備されていませんが、おおよそのRaw画像に対応し、Retinaのきれいな画面で詳細を確認することができます。

Apertureについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

Retina対応でさらにきれいに快適になったAperture

Apple
Aperture
Mac版のみ:OS X v10.7.4以降
販売価格:6,900円
 

日本発のRaw現像ソフトSILKYPIX Developer Studio Pro5

国産のRaw現像ソフトとして定評のあるのがSILKYPIX Developer Studio Pro5です。日本語のわかりやすいマニュアルがついていることでもかなり安心して使用できます。

写真を選び、編集、現像までを1つの画面の中で操作ができます。左側にツール、右側に写真という配置でシンプルですが、補正の細かいツールはメニューから呼び出すか、ツールバーおよびサブコントロールアイコンをクリックしてサブコントロール画面を開いて調整します。独特の操作性とツール名やアイコンを覚えるまで多少慣れが必要ですが、そのぶん詳細な設定が可能です。
SILKYPIX Developer Studio Pro5のインターフェイス。HDRツールのスライダーを調整するだけで明暗を強調した作品が手軽に作れる。

SILKYPIX Developer Studio Pro5のインターフェイス。HDRツールのスライダーを調整するだけで明暗を強調した作品が手軽に作れる。


Mac版とWindows版があり、それぞれ30日間の試用版が用意されています。

市川ソフトラボラトリー
SILKYPIX Developer Studio Pro5
Windows 8 / 7 / Vista / XP
OS X v10.5以上
販売価格:ダウンロード版 27,000円、パッケージ版 33,000円

プロ仕様のDxO Optics Pro 8で最短で最適な写真を手に入れる

DxO Optics Pro 8は強力な画像処理機能を備えているプロ仕様のソフトであるにもかかわらず、インターフェイスの簡潔さと信頼できる自動画像処理能力が備わっています。ですから写真を選ぶところから始まり補正をして活用するまでの工程を、「選択・設定・処理」のわずか3つの主なステップに切り替えるだけで完結します。
DxO Optics Pro 8のインターフェイス。レンズや遠近感のゆがみも最短操作で補正完了。

DxO Optics Pro 8のインターフェイス。レンズや遠近感のゆがみも最短操作で補正完了。


初心者けの補正設定画面が用意されているので最低限必要な項目からチャレンジをしてみて、慣れてきたら上級者向け画面に切り替えてさらに細かい調整へとステップアップも容易です。
デフォルト・プリセットも安心して使用できるだけでなく自分でカスタマイズも可能です。
またMac 版では高画質のRetinaディスプレイに対応や、Raw以外のJPEGなどにはDxO FilmPackという銀塩フィルム特有の画質、効果を再現するツールも別途用意され、写真を自分好みにつくりあげていくためのサポートに優れているのが特徴です。

Mac版とWindows版があり、それぞれデモ版(1ヶ月間)が用意されています。

プロ向けのカメラ機種のサポートを含まないスタンダード版(販売価格14,900円)も用意されています。

DxO
DxO Optics Pro 8
Mac版:OS X 10.6、10.7、10.8
Windows版:Windows XP SP3 (32 ビット)、VISTA (32 または 64 ビット)、7 (32 または 64 ビット)、8 (32 または 64 ビット)
販売価格:エリート版 29,900 円

写真の管理効率と細かな編集に適したCapture One Pro 7

Capture One Pro 7は大量の写真を一気に効率よく管理し、また1枚1枚の写真を細やかに編集するのにも最適なソフトです。ハイエンドカメラに対応していることから、Raw現像ソフトとしてプロに多く支持されています。
250種類以上のRawフォーマット用カメラに対応し、独自のカメラプロファイルにより写真の色や詳細を思い通りに再現するための専門的な機能が1画面のインターフェイスに凝縮されているのが特徴です。写真の読み込みから細かな設定が必要なため、初心者には向きません。
Capture One Pro 7のインターフェイス。ノイズ除去など補正ツールのすべては柔軟で細かな調整により、高品質な写真に仕上げる。

Capture One Pro 7のインターフェイス。ノイズ除去など補正ツールのすべては柔軟で細かな調整により、高品質な写真に仕上げる。


多くの写真のサムネイルも素早く参照します。またマスクによる部分的な補正を施すなど、高度な機能を使いこなす必要があります。より多くの写真に細かな編集を一気に適用し、活用するのに適しているソフトです。

Mac版とWindows版があり、それぞれトライアル版(60日間)が用意されています。

また機能を限定したRaw現像ソフトCapture One Express 7もあります。
(パッケージ版:8,800円・Map Camera)

Phase One
Capture One Pro 7
Mac版:Mac OS X 10.8.2, 10.7.5, 10.6.8 またそれ以上
Windows版:Windows 8 64bit, Windows 7 64bit, Windows Vista SP2 64bit
販売価格:パッケージ版 39,900 円・Map Camera

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。