県(都道府県)と市町村

保健師を目指す方たちに目立つのは、地域密着の活動がしたい、地元(故郷)を元気にしたいとの思いです。なので、就職先も地元かその周辺市町村を選ぶ傾向が強く、住民の顔が見やすい、人口の少ないところでやってみたいとの希望が多くなります。

ところが、地方でコンスタントな求人は望めません。3年も求人がないことも珍しくなく、たとえ地元周辺で複数の求人があっても、県下全ての市町村が同一日に試験をするところもあります。

同一日に実施しない地域でも、求人を出す出さないの期限が決まっておらず、卒業間際になって突如1名の求人が出るケースもありました。最後まで諦めずにアンテナを張っておくことが大切です。

一方の県(都道府県)は、計画的な募集を実施しているので、対策は練りやすいといえます。市町村より先に試験を始めるケースが多いため、市町村を第一志望にしていても、運試し、試験慣れ、もし受かれば考える、的な考えで受験をしている人も多いようです。なかには、その年でわずか1名のみの合格者となり、採用担当者の熱い誘いに心が動き、県への入職を決めた方もいます。

ちなみに、県を第一志望にしている方に共通しているのは「調整」に興味を持っていることです。本庁勤務なら県下全域、保健所なら管轄の市町村、さらに必要に応じて事業を提案していく役割。ここに魅力を感じているとの声がありました。

住居と結婚問題

結婚と仕事の関係は?

結婚と仕事の関係は?

合格した市町村が地元ならともかく、少し離れた場所だと転居を視野に入れなければなりません。自治体によっては、わが町に住む(住民票を持つ)ことを求めるところもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。小さな町村や離島だと、なかなか空き家が見つからないので、役所から紹介されるケースもあるようです。

県に就職すると、数年に一度の異動があります。市町村と違い、転勤も覚悟しなければなりません。もし早くに結婚を考えているなら、相手の勤務先次第では仕事と家庭、どちらを選ぶか決めなければならないこともあります。

同様に、自分は市町村勤務で転勤がないけれど、相手が遠方に転勤になった場合にどうするのかも、いつか直面する問題です。これはまた別の回でいくつか実例をご紹介する予定です。