残り糸活用のオリジナル糸
新しい糸をわざわざ買ってこなくても、家の中に残り糸活用にもゆび織りは最適です。何本かを束ねて世界でたった一つのオリジナルの糸で織りましょう。
道具については「初めてのゆび織り」を参照してください。
オリジナル糸のストール
【1】糸を選びます家の中にある中途半端な残り糸を広げてみて使う糸を選びます。目安としては、並太毛糸5~10本くらいです。
中細毛糸より太い糸の方が束ねるのに楽で、変わり糸などもあれば混ぜるとアクセントになります。
【2】糸玉をつくります
糸端をそろえて豪快に大きな糸玉をつくります。途中で糸がなくなったら別の糸と結びます。
引きそろえの糸束なのでまったく別の糸を結びつけても目立ちません。
【3】糸玉の完成
見本の糸ではこんな糸玉になりました。
【4】糸束に目印をして織ります
物差しで2mを図り、8本の糸束を準備します。
それぞれ、織るときの1つの糸束の目印となる輪ゴムを数ヶ所通しておきます。
その糸束を2本ずつ結んだら、棒に通しほつれ止めをしてから織りはじめです。
織りはじめ方については「初めてのゆび織り」を参照してください。
【5】織り進みます
1本の糸がどちらの糸束側わからなくなったら輪ゴムを持ち上げて確認します。
輪ゴムが織り地の中に入らないように織り進むのにつれて輪ゴムの位置を下に移動させましょう。
【6】最後の仕上げ
最後に糸を束ねたら、房の長さを切りそろえて出来上がりです。
織り始めも同様に仕上げます。
【7】完成です!
オリジナルの糸束でできる、ふかふかのストールが出来上がりました。
■織り地アップ
太さや色、素材もいろいろなものがアクセントになったストールはすべてがオリジナルですね。
アレンジ編 オリジナル糸でつくるマフラー
応用作品は、残り糸で織ったマフラーを紹介します。並太毛糸を10本を引きそろえて一束として織ります。
赤系のマフラーにしたかったので10本中5本は赤い毛糸を使い、それ以外は小さな残り玉からランダムに色を選び、その糸玉がなくなると別の糸とつないで作りました。
たて糸20本で広幅のマフラーにしたので中途半端な糸が一挙に片付きました。
いろいろな色が混ざることで深みのある赤いマフラーに仕上がりました。
残り糸の組み合わせでカラーや風合いなども調整できる楽しいゆび織りです。