前のページでは、歯のホワイトニング治療をする際に、歯科医院を選ぶポイントを1から3までご紹介してきました。
このページでは引き続き、4から6までをご紹介します。
4.毎回のホワイトニング治療終了時に、明度測定機器による客観的な数値データが測定されていること。
シェードガイドという歯の色見本と見比べるだけでは微妙なホワイトニングの効果を測定することは困難で、また主観的なズレが生じてしまいます。
毎回の明度測定により、ホームホワイトニング(自宅で行うホワイトニング治療)の時間を調整したり、オフィスホワイトニング(歯科医院で行うホワイトニング治療)の施術時間を調整することは、治療全体の流れの中でとても重要です。
トータルな治療結果として、初診時と比較して客観的に明度を上げるところまで治療に関わってくれる医院選びが大切です。
5.ホームホワイトニングトレーにジェルがとどまるためのくぼみがついていること。
ホワイトニング治療をする際に欠かせないのが、自宅で行うホームホワイトニング。
これは、ホームホワイトニングトレー(マウスピースのようなもの)にホワイトニング用のジェルを入れ、歯に装着するもので、オフィスホワイトニングの色戻りを防ぎ、しっかりと白さを定着させる効果があります。
このトレーの各歯の部分にくぼみがある構造になっていると、ジェルが歯表面にとどまり、きちんとホームホワイトニングの効果を上げることができます。
またホームホワイトニング用のジェルは、研究開発の進んだ最も新しい世代のものが使用時間も短く、一般的に言われる「しみるような痛み」も少ないので、ドクターと相談の上選ぶようにしましょう。
6.しっかりとしたメンテナンスが行われること。
せっかくホワイトニングをしても、その後、放置してしまうと段々と色が戻ってしまいます。
定期的に歯の色を測定し、フォローアップのホワイトニングをすることによって、最大限の白い歯を常にキープすることが出来ます。
治療後も全てのデータを保管し、必要に応じて比較対象出来る体制が整えられていることが大切です。
以上がホワイトニング治療の方法のポイントとなりますが、材料や治療機材、また術者の手間などを考えると、当然治療方法のポイントを実践している歯科医院ほど料金も比例して上がる傾向にあります。
また、目標とするホワイトニングの効果の程度によっては、簡易的にホームホワイトニングのみという選択肢もあるかもしれません。
したがって、ポイントは押さえつつ、良心的な医院を選ぶことが大切です。
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