10万円からの株の始め方/失敗しない株式投資【実践編】

円安相場のあとにくる注目銘柄は?

株式相場は株価が反応する材料(ニュースなど)があって上下するもの。現在の市況は「円安」が主導する相場ですが、逆に「円高」になると活躍銘柄がガラッと変わることが考えられます。そこで、次にくる「テーマ」を常に探し、該当銘柄を研究しておくことが大事。株式評論家の木村佳子さんに注目ポイントを伺いました。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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社会を動かすトピックスは目白押し

景気が上向きはじめているのは喜ばしいことですが、忘れてならないのは、景
次にくるテーマとは何か?考えてみよう

次にくるテーマとは何か?考えてみよう

気回復の状況次第と条件付きで決まった「消費増税」。経済成長率で名目3%、実質2%を目指すとした景気条項に盛り込まれた目標は、安倍政権のもと着々と進んでいます。この目標が達成されると、消費税は2014年4月に8%、2015年10月には10%へと引き上げられるわけです。

消費税増税もそう、TPPもそう。社会的に大きな変化をもたらす制度変革があると、企業も大掛かりなシステム変更=つまり設備投資に迫られます。あらたな需要が生まれ該当商品を持つ企業には商機拡大チャンスですね。たとえば、企業会計システムや勘定系ソフトの需要が高まることは比較的容易に推測できるのではないでしょうか」

また、ノーベル賞受賞の「iPS細胞」はこれから臨床実験など本格的に始まる段階。「バイオ関連や治験関連も引き続き注目されるでしょう。こうした大きなテーマの場合、すそ野が広いので、対象銘柄は意外と多くあります。ちょっとでも関係がありそうな会社はどこか、推理してみましょう」(木村さん)

「次のテーマ」のオススメ銘柄

「バイオ関連などのベンチャー銘柄は、マザーズやジャスダックに上場しているケースが多いのですが、単元が1株の銘柄も多く発行株式が少ないために、値動きが早い傾向にあります。1日でチャートがあっという間に動きますので、投資のタイミングは十分に注意するようにしてください」と、木村さんはベンチャー銘柄に投資をする際の注意点を挙げます。

成長性のある銘柄が多く上場しているのがジャスダックやマザーズ。企業の成長を一緒に楽しむつもりでスクリーニングしてみるのもいいかもしれません。

以下、木村さんのオススメ銘柄を一覧にまとめました。

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次のページでは、これから流行る銘柄の探し方をアドバイスします

監修/木村佳子(株式評論家) 取材・文/伊藤加奈子  
イラスト/武曽 宏幸 パネルデザイン/引間良基



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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