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3月30日に地下鉄・グリーンライン開業(2ページ目)

3月30日に日吉・中山間を結ぶ横浜市営地下鉄グリーンラインが開業するほか、川崎駅周辺総合整備事業が本格始動。相模原市や三浦市では大規模開発計画が動き出すなど、活気あふれる神奈川県の動きを紹介します。

執筆者:山下 和之

横浜市では路上喫煙に2,000円の過料

喫煙禁止地区内を美化推進員が巡回
喫煙禁止地区内を美化推進員が巡回
横浜市では2008年1月20日から、喫煙禁止地区で火のついたたばこを持った人に2,000円の過料を科すことになり、初日にはJR桜木町駅などで周知徹底のためのキャンペーンが実施されました。

これは、2007年5月に制定された「ポイ捨て・喫煙禁止条例」に基づくもので、横浜駅周辺、桜木町駅周辺、関内駅周辺の3か所、約13.3万m2が対象。路上だけではなく、駅周辺の公共スペースも喫煙禁止としたのは、政令指定都市のなかでも横浜市だけであり、横浜市の実績によっては各地に広がっていくことも予想されます。

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横浜市資源循環局HP

橋本駅近くの700戸超のマンション計画

JR横浜線・相模線、京王相模原線が交わる橋本駅。その相模線沿いに位置する日本金属工業の跡地再開発計画が本格的に動き出しました。全体では約12.8万m2に及ぶ広大な敷地で、すでに西地区はイトーヨーカ堂を母体とするショッピングセンターの進出が決まっていますが、このほど東地区の約1.5万m2を三菱地所・藤和不動産が取得して、マンション建設を行うことが決まりました。計画によると、地上32階建てと23階建てのツインタワーで、総戸数は705戸の大規模物件になります。敷地内に公園や景観に配慮した施設を設置することなども盛り込まれているようです。

橋本駅では北口の再開発計画も進められており、相模原市では両者が相まって一大景観都市が形成されることを期待しており、それを促進するために市道大山氷川線、東橋本大山線などの整備や美術館の建設計画などを進めています。今年後半から来年にかけて、橋本駅周辺エリアの物件情報には注目しておく必要がありそうです。

計画人口5,300人規模の大型開発計画

三浦市の初声町入江で、大型開発計画が動きだそうとしています。これは、総面積17万5,400m2の広大な敷地に、一戸建て151戸、マンション1,377戸を建設するというもの。

マンションには地上30階建て、総戸数504戸の超高層マンションも含まれています。完成時の計画人口は5,300人に達し、これは三浦市の人口の1割に相当する規模。地元への影響力も大きい計画であり、事業主であるプロパストから三浦市に対して事前協議申請書が提出されています。同市としては、人口の減少が進んでいるなか、地域の活性化につながるプロジェクトとしての期待が大きく、市議会において同市の吉田英男市長は「市にとって大きな利益となるように取り組んでいきたい」「事業者との協議、地域住民の皆さんとの話し合いに、市としても積極的に参画してまいりたい」と前向きな姿勢を示しています。今後の展開が注目されるところです。


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