ドルマバフチェ宮殿と軍事博物館観光ツアー
午後半日を利用して、ドルマバフチェ宮殿と軍事博物館を訪ねるツアーです。ドルマバフチェ宮殿は、オスマントルコ時代後期の宮殿で、バロックとオスマンの建築様式が絶妙の構造的なハーモニーを奏でています。軍事博物館では、軍楽隊の迫力ある演奏が見物です。ドルマバフチェ宮殿は、イスタンブールを陥落させたオスマントルコ第7代皇帝のメフメト2世によって造成された庭園を利用して、1843年、アブデュルメジト1世が建造した宮殿です。工事には13年の歳月をかけ、1856年に完成しました。
完成以来、トプカプ宮殿に代わって、オスマントルコの歴代皇帝が王宮としました。オスマントルコ崩壊後の初代トルコ共和国大統領、ケマル・アタテュルクも、この宮殿で執務を行いました。
宮殿内の執務室の時計は24時間、9時5分を指し、1938年11月10日に執務中に息をひきとったケマル・アタテュルクの最後の瞬間を伝えています。動かぬ時計の針を眺めていると、時がとまったかのような錯覚を受けるばかりでなく、背筋が伸びる思いになります。
次に訪れる軍事博物館には、強力な軍事力を誇ったオスマントルコの兵器が展示されています。毎日15時からはホールで軍楽隊の演奏が行われます。勇壮な太鼓の響きからも、オスマントルコの軍事力が鼓膜を通して感じられます。
歴史的に2度にわたって、オスマントルコのよって包囲されたウィーンの人々は、軍楽隊の太鼓の響きで恐怖に慄いたことでしょう。トルコのイスタンブールにいながら、ウィーン人々のことが偲ばれてしまいます。
<ツアー概要>
取扱会社:HIS
催行日:水・金・土・日曜日
訪問スポット:ドルマバフチェ宮殿,軍事博物館(軍楽隊コンサートつき)
所要時間:4時間(12:30出発)
出発場所:ホテルまたは集合場所
食事:なし
ガイド:日本語
料金:EUR70.00(2013年3月現在)
HP:http://activities.his-vacation.com/jp/jp/TourLeaf/IST0017.htm
※上記データは記事公開時点のものです。