本当に結婚したい?
以前、私のところに、ある女性(仮名・Aさん)からお悩み相談が来ました。
簡単にまとめると、下記のような内容でした。
●結婚願望があるにもかかわらず、付き合っていた彼は自由人で結婚願望はまるでなし。
結局、彼の浮気疑惑が原因で別れたけど、未だに忘れられない。
●新たに恋人ができても、合わずに別れ、元カレへの気持ちが募るばかり。
●元カレからはいまだに連絡が来て、「会おう」と言ってくるけど、よりを戻す提案をしたら、「難しい」と言われ、一時音信不通に。でも、最近、また連絡がくるようになり、やはり元カレとの結婚を目指して、もう一度頑張りたい。
Aさんと同じような悩みを抱えている人は意外といるのではないでしょうか?
そういう人が気付いた方がいいことが、いくつかあります。それを紹介していきます。
本当に結婚したい?
Aさんと同じ悩みを抱いている人が、一番気付いた方がいいことあります。それは、「自分が本当に結婚したいのか?」ということです。
例えば、Aさんの元カレは、まさに結婚には不向きなタイプです。
本当に結婚したければ、彼みたいな人はむしろ避けるはずなんです。
つまり、結婚に不向きな人に惹かれてしまう人は、まだ「恋愛したい人」が多いのです。
結婚とは生活です。だからこそ大切なのは、「恋愛のドキドキ」よりも「愛のやすらぎ」だったりします。単なる妄想ではなく、結婚というものをしっかり理解した上でしたいと思えるときは、求めるものが「恋愛のドキドキ」から「愛のやすらぎ」へと変わってくるものなんです。
つまり、Aさんの場合は、「頭」では結婚したがっているけど、「心」では恋をしたがっているので、行動と思いがアンバランスなのです。
「頭」で結婚したがっている人は少なくありません。
「結婚適齢期だから」「周りは結婚しているから」など、自分の気持ちとは関係なく、結婚しなくてはいけないと思ってしまうのです。
でも、幸せな結婚をするためには、「心」も結婚の準備ができていることが大切です。
「恋愛のドキドキ」を求めたまま結婚をしてしまい、不倫を繰り返す人は少なくないからです。
今回のケース言うと、一見、その彼が結婚に向いてないことが問題のように思えますが、そういう相手に惹かれている自分が、実は結婚よりも恋をしたがっていて、それに気付いてないことの方が問題なのです。
まずは自分がまだ恋をしたいのか、結婚をしたいのかを、自分の心によく聞いてみるといいでしょう。