南門シルクロードはチャイハネから
モロッコ製のランプの美しさが印象的
中華街の大通りのひとつ「南門シルクロード」は、エスニック雑貨や衣料を扱うチャイハネの系列店の色彩が目立つ、小さなチャイハネ村とも言える楽しい通り。なにしろ、通りの名称「シルクロード」は、チャイハネの存在に由来するのですから。
2013年3月16日、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れ開始により、横浜中華街と埼玉県が一本でつながりました。 同日、南門シルクロードにチャイハネ系列のショップ2店舗が新しくオープンし、カフェもリニューアル。今回の記事は「中華街なのに中華じゃない」老舗カフェの魅力をお伝えします。
NeNe Cafeがリニューアルオープン
平日の午後、遅いランチを楽しむお客さま
モスクをモティーフにした薄い珊瑚色の建物の1階と2階を占めるカフェは「諸国漫遊食堂NeNe Cafe」として親しまれてきましたが、このたび「チャイハネCAFE」に店名を変更。「チャイSPECIALIST」というコンセプトをより強化し、チャイのメニューがいっそう豊富に。また、エスニック料理を現代的にアレンジした単品の追加に伴い、ランチやディナーセットも充実しました。
チャイとチャイパフェ
名物のチャイパフェ 880円
チャイのベースは、スリランカ産のウバ。ミルクに波照間島の砂糖と6種類のスパイスをきかせたスタンダードな「マサラチャイ」 (500円)から、クローブとラム酒の香る「ラムチャイ」(500円)、豆乳を使った「豆乳チャイ」、 「キャラメルナッツチャイ」 (650円)、「きなこ黒蜜チャイ」(650円)、チャイフローズン(700円)など、ヴァリエーションの豊富さはちょっと驚くほど。
このチャイを使った「チャイパフェ」(880円)も人気メニューのひとつです。
次ページでは食事のメニューと、チャイハネの歴史 をご紹介しましょう。