どうすればゲームの高額請求を防げる?
課金が発生する可能性があるサービスでお子様を遊ばせるか。お子様名義の携帯電話・スマートフォンでお子様が会員登録するのを許可するか。「友達もみんな使っているから」ではなく、お子様の日ごろの様子や精神的な成長度合いから、保護者の方がじっくり見極めましょう。
「自分以外の個人情報を利用しない」といった基本ルールを守ること、トラブルが起きたときや異変を感じたときはすぐ保護者に相談することなども、ご家族でよく話し合っておきます。
ただ、上記のようなことを気を付けていても、本人の気付かぬ間に課金されていたということはあり得ます。「課金しないと約束していたのに、射幸心をあおられつい…」ということもあるかもしれません。思わぬトラブルを招かないために、保護者の方に気を付けていただきたいポイントをご紹介しておきます。
ゲームの会員登録を行う際は、保護者の方も利用規約を把握しましょう。内容を確認せずに同意ボタンを押してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、未成年者の利用に保護者の同意が必要か、課金の種類にどういったものがあるかなど、規約には重要なことがたくさん書かれています。あとで「知らなかった」では済まされませんので、しっかり内容を確認してください。
未成年者に課金上限を設けているゲーム会社でも、ユーザーが成人年齢で会員登録していれば、高額請求が発生した際は成人として処理されます。お子様の年齢は正しく登録しましょう。
簡単に課金できないようご家庭でもくふうを
お子様が使うゲーム機や携帯電話・スマートフォンにクレジットカード情報を残さないようにしましょう。「勝手に個人情報を使う」という行動が問題なのはもちろんですが、手の届く場所に情報を置かない心がけも大切です。
課金の前にパスワード入力で本人確認を行うことがあります。誕生日や車のナンバーなど家族の誰もが想像しやすいパスワードを設定したり、パスワードを書いた紙を目に付く場所に残さないようにしましょう。携帯電話会社の代行サービスによるゲーム課金を防ぐため、携帯電話・スマートフォンのパスワードも変更しておきます。パスワードはこまめに変更し、パスワードを保存する自動ログイン機能は切っておきましょう。
携帯型ゲーム機や家庭用テレビゲームにはインターネットへの接続機能が付いています。ブラウザを使ってインターネットへアクセスしたり、簡単にゲームやアイテムを購入できたりと便利ですが、接続をこまめに切るか、接続できないようにしておくのが望ましいでしょう。