サンゴの街「串本」のダイビングスポット
本州最南端に位置する和歌山県串本町。串本の沿岸海域には、温暖で滋養豊かな黒潮が接岸するため、真冬でも水温が15度を下ることがありません。そのため、年間を通じてのダイビングが可能です。そんな温暖な海・串本の海中は温帯と熱帯の生物が入り混じり、例えるなら日本の海の交差点ともいうような、独特の海中景観を作り出しています。
串本は全国に先立ち「サンゴの街宣言」を行ったことで知られます。
サンゴの街にふさわしく、串本の海中には1000種類以上のサンゴの群生が見られます。サンゴ礁には、多くの魚が生息し、フィッシュウォッチングに最適な海として多くのダイバーに認識されています。また、黒潮に洗われる海域だけに、大物の回遊魚も多く姿を現わします。
串本のボートダイビングポイントとして、比較的穏やかで、初心者にも向いているのが「アンドの鼻」です。ここは、串本でも屈指の珍魚出現ポイントとして知られていて、1年に何度か珍種の発見が話題になります。
「アンドの鼻」の海中は、水深20メートルあたりからきれいな砂地が広がり、ゴロタと砂地の境を少し西に進むと、このポイントの名物の大きなスリバチカイメンが見られます。
このあたりには、可愛らしいイシモチの幼魚やミナミハコフグ、タテジマキンチャクダイの赤ちゃんもいる癒やされポイントです。
■串本・アンドの鼻
■ダイビングサービス:マリンステージ串本
電話:0735-62-4775
URL:http://marinestage.com/kushimoto/
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