上級編「蚤の市」で買ってくる
フランスのリモージュで作られた陶器製のツマミ。ためいきがでます |
値段は意外と高いですが、インテリアの達人は、こうしたパーツを日頃から集めています。何に使うかは決まっていなくても、一個のパーツから部屋のイメージが広がっていくのです。それはツマミなどに限ったことでなく、一個のコップや一枚の絵の事もあります。
例えば、お気に入りの赤いコップに合わせた、ボルドーワインを思わせる、深い赤色のキッチンを見たことがあります。建主はキッチンの色に迷った結果、赤いコップを主役にすることを決心したそうです。大胆な色でも、こうした「きっかけ」や「キーアイテム」があると、デザインにひとつの道筋ができます。
さらに上級。ミスマッチを試してみる
子供部屋用のツマミです。ひとつの家具にあえてバラバラに使ってみても楽しいかも |
道筋のあるインテリアは、目標が明確でブレがありません。何を表現したいか、どう暮らしたいかがはっきりとしています。通常、部屋のコーディネートというと、まず色や素材を揃えることから始りますが、道筋さえはっきりしていれば、あえてミスマッチに挑戦する事もできます。
例えばツマミなら、モダンなプラスチック製のツマミを、和箪笥風のアンティークなキャビネットに付けてみたり。一方、ピカピカの鏡面塗装をした箱に、ごつい金属のツマミを付けたり。こうしたミスマッチが手軽に楽しめるのも魅力です。
オーダー収納家具のショップであれば、条件によっては持込んだツマミを使えるところもありますから(例「ギャラリー収納」など)、いちど相談してみてはいかがでしょうか。
スワロフスキー! こんなツマミもあります
スワロフスキーのクリスタルを使っている |
※スワロフスキーは、ガラスのみを各メーカーに供給しています。
ベネチアガラスを使ったツマミもありますし、フランス・リモージュの陶器もあります。世界のツマミを見ていると、それだけでも楽しい時間が過ごせます。自分だったらどう使おうか、と想像するのも面白いものです。意外とツマミのようなパーツから発想していった方が、自分らしいインテリアが実現できるのかもしれません。
先のスガツネ工業の他に、ハーフェレジャパンでも、一個からの注文を受けています。