剣道/剣道具のメンテナンス方法

剣道具メンテナンスの基本は陰干し

剣道着、防具、竹刀のメンテナンスはどのようにすれば良いのでしょう。基本的な方法から、最後の手段まで、ご紹介します。

投稿記事

基本的なメンテナンス方法

剣道着はジーンズのようなものなので、綿素材ですから普通に洗濯機で洗ってOKです。はかまでテトロンという素材のものもありますが、こちらも普通に洗濯機に入れて回せばOK。

剣道具のほうはというと、革ですので基本は陰干し。カビが生えたり、塩を吹いたときは、固く絞った濡れタオルでふき取ります。水、洗剤などを使うのは厳禁です。また面紐や胴紐、小手紐がほつれてきたら、紐の交換もします。あぶないですからね。

竹刀(竹素材のもの)は、使っているうちにささくれができてきます。竹刀削りで削ったり、やすりでなめらかにします。それでも修正できない場合は、その部分の竹だけを交換します。交換の際は、節の位置が他の竹と同じところにあるものを選びましょう。

洗浄スプレーや消臭スプレー

メンテナンスに必要な道具は特にありませんが、しいて言えば、洗浄スプレーや消臭スプレーがあります。洗浄スプレーは、汚れの場所に吹き付けると泡が汚れを浮き出してくれるので、それを布でふき取ります。

カビが生えたときは、生地が多少傷みますが、熱湯につけて天日干しにしてカビを殺した後、スプレーして使います(本来熱湯や直射日光はNGなので、あくまで最後の手段的な方法です)。

消臭スプレーはファブリーズのごとく吹き付けて使いますが、剣道二段の夫いわく「洗浄スプレーや消臭スプレーでは追いつかない」とのことです。こまめに固く絞った水拭きをしてしのぎ、「臭くなるのは当然」「汚れるのは仕方ない」程度に考えておいたほうが無難かもしれません。

クリーニング屋を使う

とはいえ、長い間使っていると匂いなどが我慢ならなくなってきますし、汚れも落ちなくなってきて、傷みの原因につながることもあるでしょう。そんなときに「剣道具のクリーニング屋さん」を利用するのも一つの手です。

汚れやにおいを落とすのはもちろん、場所によっては藍を極力落とさないように洗ってくださる場所もあるので、ネットでいろいろ調べてみてください。

面の汚れ防止のために

あご当ての部分にたたんだ手ぬぐいを当てておくと、その部分の汚れを多少なりとも防ぐことができます。おまけに、面の微調整にもなって便利です。ただし、面のサイズがジャストな場合は使えないワザですので、その場合はごめんなさい。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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