韓国民族衣装、チマチョゴリの生地から作る巾着
伝統的な風情のある仁寺洞(インサドン)。骨董品店や古美術店、陶磁器店が立ち並び、店先にならべられた多くの韓国伝統工芸品が目を楽しませてくれます。韓国らしいお土産を手に入れたいのなら仁寺洞がおすすめです。ここでよく目にするのが、韓国風の飾りがワンポイントの色鮮やかな「巾着」の数々。淡い色からメリハリのある原色までバラエティ豊富で、大きさも大、中、小あるので、どれも用途に合わせて使い勝手がよさそうなサイズです。おすすめのサイズは小(1500ウォン)で、ハンカチとポケットティッシュを入れてちょうどいい大きさです。
この巾着のルーツは、ポジャギです。ポジャギとは韓国民族衣装、チマチョゴリの生地である「麻(モシ)」の切れ端をつなぎ合わせて作るパッチワークのような一枚布のことで、色鮮やかな美しい布地を無駄にすることなく、様々な形で利用したのです。ものを大切にする韓国人の優しさが伝わります。
お土産として販売されている巾着のほとんどは麻ではなくポリエステルですが、そのほうがかえって丈夫で、汚れても気軽に洗えます。ハンカチのように軽いのでいくつあっても邪魔になりません。お土産の大量買いにかなりおすすめです。
■仁寺洞(インサドン)
アクセス:地下鉄3号線「安国( アングン)」、または地下鉄1号線「鐘閣(チョンガン)」より徒歩すぐ