きまじめな心が整頓のブレーキに
たまりやすいものの代表といえる本! なかなか捨てられませんが…… |
整理整頓が出来なくて、いつも部屋がきたない。これも気持ちを沈ませる原因のひとつでしょう。整理整頓が負のスパイラルに入ると、抜け出すのに時間が掛かるといわれています。汚いという気持ちがインテリアへのモチベーションを下げ、どんどんやる気が落ちてくるという悪循環になります。
うつになりやすい人は、きまじめできちっとしないと気が済まないタイプの方に多いといわれます。このきちっとしないとならない、という思いこみは、実は整理整頓の大敵でもあります。日々の生活のなかでは、次々と新しいものが生活の中に入ってきます。これらを全て整理していくのは、並大抵のことではありません。
限られた時間の中で、いかに綺麗にするか。おすすめなのは、収納の一部に緊急避難所をつくることです。段ボール1箱分でもいいので、この「エマージェンシーボックス」に、目障りだと思った物をとにかく入れていきます。
月に一度は「捨てる日」をつくる
そのまま入れ続けるとすぐに一杯になってしまうので、月に1~2回は「捨てる日」をつくります。少しでも不要だと思うものはどんどん捨てていきましょう。よくいわれる事ですが、整理整頓で大切なのは、いらない物をこまめに捨てることです。たまに利用するスポーツ用品などのほかは、半年使わなければ、一生使わないといわれています。確かにもったいないものもありますが、気持ちを楽にすることを第一に考えましょう。
特に本を捨てられないと悩んでいる方も多いでしょう(私もその一人です)。しかし、こまめに整理することで、忘れていた資料を見つけたり、意外な発見があったり。積んでおくだけでは、無いのと同じだとつくづく思います。手放しても必要があれば、図書館や古書店でまた出会えます。本は自分だけのものでなく、社会の財産だと考える。こうしたおおらかさも時には必要ではないでしょうか。
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