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廃墟の裏にはザビエル像!丘の上のセントポール教会

マラッカの丘の上には古い廃墟があります。今では屋根すらありませんが、ここは1521年にポルトガル人がキリスト教布教の拠点として建設した教会です。教会の内部を歩いたら、歴史の流れを感じることができる場所。教会の裏には、フランシスコ・ザビエル像が立っています。カソリック信者にとっては神聖な場所だそうです。

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マラッカを望める絶景スポット

 

セントポール教会

丘の上の教会跡を訪ねてみませんか。マラッカ海峡やマラッカの町を見下ろしたり、屋根のない教会の内部を歩いたりしながら、歴史の流れを感じることができる場所です。夕刻にはストリートミュージシャンが現れることもあります。

 

 マラッカの町

スタダイス広場裏の丘を登ると、古い廃墟が見えてきます。1521年にポルトガル人がキリスト教布教の拠点として建設した教会です。今では屋根もなく、天井は青空の気持ちのいい空間になっていますが、そうなってしまったのには悲しい過去があったのです。はじめにマラッカを支配したポルトガルはキリスト教カソリック派でした。しかし、その後支配者となったオランダやイギリスはプロテスタント派であったために、カソリック教会として建てられたセントポール教会は見放されてしまい、現在のような廃墟になってしまったのだそうです。

ところで、教会内部にいくつもの墓石が並んでいるのですが、不思議なことに、これはカソリック派ではなくプロテスタント派のものなのだそうです。植民地時代が終わり、独立したイスラム教のマレーシア政府が、丘にあるプロテスタント派の墓石撤去をしようとしたところ、行き場に困った墓石にカソリック派が救いの手を差し伸べて、セントポール教会に置くことになったのだそうです。
 

 フランシスコ・ザビエル像

教会の裏には、フランシスコ・ザビエル像が立っています。日本でも有名な彼はここから日本に旅立ち、また死後9ヶ月間はここに遺体が安置されていたそうで、カソリック信者にとっては神聖な場所なのだそうです。

■セントポール教会(St. Paul's Church)
住所:Gereja St. Paul Jalan Kota, 75000 Melaka
電話:+60-6-288-3599
入場料:無料
定休日:無休

※データは記事公開時点のものです。

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