エディンバラの街が一望できる
Arthur's Seat(アーサーズシート)
エディンバラのウェーバリー駅で降り、古く、聳えるような建物が並ぶオールド・タウン方面へ向かう途中の橋(North Bridge)で、街の後ろに緑の丘が見えることに気がつく。こちらが目指すアーサーズ・シート方向。旧市街(オールドタウン)と新市街(ニュータウン)全体が世界遺産として登録されている美しい街並みが有名なエディンバラ。そのすばらしさはまるで絵本から飛び出したような建物の風景だけではなく、街の中に溶け込み、またその背景にある自然のすばらしさです。
アーサーズ・シートは駅からひたすら歩いて40分もあれば到着してしまうくらいの小さな丘です。しかし標高251メートルの丘からは、エディンバラ城をはじめ、他の観光スポットが一望できます。登山道ははっきりしているのでほぼ間違えることはないと思います。しかし私は一度間違えたことがあったのですが、そうなるとかなり危険な場所を登ることにもなるため注意が必要です。
名前の由来には諸説あるそうですが、有名なのが「アーサー王」にちなんでと言うもの。確かに丘の形を見ると、まるで腰掛のようになっているので「アーサーの王座」ということになったのでしょう。
しかしこちらの丘ですが、標高は低いながらも風が非常に強く吹くことがあります。低木が多いのも風の強さを示してのことかもしれません。何度かハイヒールやサンダルで登っている若い女性を見かけることもありますが、この風で毎年少なからず怪我をしてしまう(体が不安定になり落ちる)ケースがあるようなので、やはりお出かけの際の足元には運動靴などが無難です。
丘の裏も観光ポイント
エディンバラ城や街を見るには上からが一番。撮影スポットとしては絶景ポイントに間違いないので、時間が許す限りうまく旅の行程に組み込んで登ってみてください。またゆっくり自然を楽しみたければ、街と反対側に向かう道を下るのがおすすめです。裏側には昔の建物の一部が湖の上にたたずんで、また違った素敵な風景が見られます。■Arthur's Seat, Edinburgh (アーサーズ・シート)
・アクセス:Edinburgh Waverley Station
・URL:http://www.visitscotland.com/
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