だんだんやみつきになるマーマイト!
イギリスのスーパーでジャムコーナーに行くと、黄色いキャップのポップなデザインがひときわ目をひく「マーマイト」。マーマイトは、ビールの製造過程でできる沈殿物を加工した発酵食品です。おおざっぱに言えば、色はソース、匂いはしょうゆ、質感はハチミツ、味は塩辛いチーズのような感じ。イギリスのオフィスの社員食堂には、ジャムや紅茶と並んで必ずこのマーマイトが置いてあります。
日本でごはんに納豆をかけるように、イギリスの朝は、トーストにマーマイトが欠かせない味。食パンをトースターで焼いたら、たっぷりとバターを塗って、その上からうすーくマーマイトをつけて食べるのが多くのイギリス人のいつもの朝ごはんです。
マーマイトのついたトーストを初めて食べた人の感想は、微妙な味だと言うものと、トーストにちょっとお醤油をたらしたような塩辛いおいしさが好きだと言うものと、半々。でも何度か続けて食べるうちに、マーマイトなしではトーストがなんとなくもの足りなりなく感じてくるという人も多いのです。
イギリスで100年以上前から食べられている「マーマイト」は、デザインがかわいくて、ちょっと珍しいおみやげ。オフィスのみんなで試食すれば、会話もはずんで話題性抜群のおみやげになると思います。
■Marmite
購入可能場所:イギリス国内のほとんどのスーパーや食料品売り場
HP:www.marmiteshop.co.uk/
※データは記事公開時点のものです。