街全体が世界遺産に登録されている「クラクフ」
クラクフは、ポーランド南部にある都市で、かつてのポーランド王国の首都。ワルシャワからインターシティーで約2時間半のところにあります。ポーランドでは珍しく第二次世界大戦の戦災を免れたため、中世の街並みがそのまま残されているクラクフ。ヴァヴェル城を中心としてヴィスワ川両岸に街が広がっています。
クラクフは街全体が世界遺産に登録されています。街全体はこじんまりとしていて、十分歩ける距離。むしろ歩くのが楽しくなるような街です。歴史地区にある小さな通りを散策したり、王宮や大聖堂のあるヴァヴェル城を訪れたり、中央市場広場のカフェで休んだり、何日居ても飽きません。
市内にはバスやトラムも走っていて、ちょっとした距離の移動に利用できます。
街の南東にあるカジミエーシュ地区は、「シンドラーのリスト」の舞台にもなったユダヤ人ゲットーがあった場所で、ユダヤ教の教会シナゴーグが点在しています。クラクフはアウシュビッツへの拠点ともなっていて、バスで日帰りで行くことが可能です。
そのほか、近郊にはあわせて4つの世界遺産があり、すべて日帰りで行くことができます。
日本ではそんなに知られていませんが、歴史のあるとても美しい街並みのクラクフは、ぜひ訪れてほしい街のひとつです。