これぞ楽園! 大西洋に浮かぶ小島、ノローニャ
ブラジル人が憧れる国内旅行先の一つに、大西洋に浮かぶ小島、Fernando de Noronha(フェルナンド・ヂ・ノローニャ)というところがあります。北東部の都市レシフェもしくはナタウから、小さな飛行機で1時間半ほど。美しいブルーの海に囲まれた小島は面積約17キロ平米で、人口はわずか1200人。ほんとうにこぢんまりとした、のんびりとした島です。本気の環境保護政策のもとに
ここに着いた旅行者は、必ず「環境保護税」を支払わなければなりません。そこが他都市と違う点。これがなかなか高額で、大人1日約45ヘアイス(約2000円)なんです。これを滞在日数分払うわけです。支払い証明書を帰宅時に求められるので、必ずなくさずに持っていることが重要だそう。もしなくしたら、島から出られないこともあるとか。そのくらい、環境税は厳しいもの。どれだけブラジルがこの島の環境保護に本気で取り組んでいるかが伝わりますね。海を、海洋生物を楽しむプランあれこれ
島でのアクティビティはさまざま。美しい海で魚やイルカと一緒にシュノーケルやダイビングするもよし。レンタルバギーで高台に向かい、天然のクジラたちが海で遊ぶ様子をウオッチングするもよし。どれも本物の自然、雄大なブラジルの自然を満喫できる内容のものばかりです。入場者制限アリの絶景ビーチ
特にお勧めなのが、アタライアビーチ。ここは、一日の入場者数が100人と限定されていて、朝早くからタクシーの列が生まれている有名スポットです。ですから、しっかり予定を組んで行動する必要があります。でも、さすがの美景は必見!体の日焼け止めは落とし、海でバタ足で泳いではいけないなどと厳しい条件のもと、限られた時間だけの海遊びですが、ブラジルのどのビーチより頭一つ二つずば抜けてキレイです。環境保護の観点から、ビーチ沿いに宿を建てることが禁止されているので、この島にはオンザビーチの便利な宿はありません。でも、高台に立ち、遠くに青い海が見える高級宿から、市民が暮らすエリアにたたずむ庶民派ペンションまで、選択肢はさまざま。ご自分の目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
◆Fernando de Noronha公式サイト(ペルナンブッコ州政府)
http://www.noronha.pe.gov.br/