黄金に輝く!? ペルーの国民的飲料「インカコーラ」
ペルーで70年以上前から親しまれ、コカ・コーラを凌ぐ人気を誇る「インカコーラ」。南米に一大文明を築いたインカ帝国の名を冠した炭酸飲料水です。いわゆるコーラとは色も味もまったく違います!南アメリカに一大文明を築いたものの突如として姿を消したインカ帝国。世界遺産のマチュピチュなどの壮大な遺跡を残したことで有名ですが、そのインカ帝国の名を冠した飲み物が「インカコーラ」。ペルーでは圧倒的シェアを獲得している国民的嗜好飲料です。
コーラといえばコレ
販売しているのはペルーのリンドレイ社。あのコカ・コーラさえ、シェア争いに敗れてこのリンドレイ社に出資し、業務提携することになったといいます。とにかくペルーでコーラといえばこの「インカコーラ」のこと、といっても過言ではありません。ウィキペディアによると、ペルーの首都リマ市の建設400年を記念して、1935年に発売されたとか。70年以上も親しまれている計算になり、ペールではこの「インカコーラ」に似た他社製品が何種類も販売されるほど人気です。
「インカコーラ」は黄金色!?
ちなみに「インカコーラ」といえば、よく話題になるのがその色。インカ帝国の黄金伝説にちなんでか、アメリカでは「ゴールデンコーラ」という名前で販売されているようですが、実際の液体は黄色に近いでしょうか。どちらにせよ、私たちがよく知るコーラとはまったく別の色。味もやはりコーラとは違います。かなり甘めですが、それ以外は特にクセがなくて飲みやすい、やや弱炭酸の飲料水です。
ペルーではペットボトルタイプのものをよく見かけますが、実は日本でも写真のように缶入りの「インカコーラ」が販売されています。ただし、現地のものよりも甘さ控えめで炭酸が強めと、テイストが少し違うようです。ペルーに行かれる前に日本版を飲んで、味を比べてみるのも楽しいですよ!