クスコ サクサイワマン要塞跡遺跡
インカ帝国の古都クスコの郊外、北方1.5キロの丘の上に「サクサイワマン」と呼ばれる城塞跡があります。インカ時代の緻密な石組の技術を残す要塞跡です。最大360トンという巨大な石で3層に積まれた砦。この石壁は長さ約360mにも及びます。1日3万人を動員して、完成までに約80年もかかったとも言われているそう。どうやってこんなにも高い丘の上に、この大きな石を持ってきたんでしょう。
巨大な石で作られながらも、ピッタリと隙間なくジグザグに組まれているものですから、インカ時代の技術の緻密さに驚かされます。カミソリの刃一枚も通さない程に見事な石組です。
更に、サクサイワマンは、標高の高いクスコの街の更に高台にあるので、ここからクスコ市街を眺めることが出来ます。高い所では標高4000mあるそうです。ここから眺める赤茶色の瓦が並ぶ街の遠景は、息をのむ美しさ。茶色(建物)と青(空)の2色だけで絵が描けるような、素晴らしいクスコの風景を見渡せます。
近くには、お土産の露店が沢山あり、ペルーらしいカラフルな色の雑貨が衣類が並べられています。高山病に気を付け、ゆっくりゆっくりと歩いてみて回って下さいね。
■サクサイワマン要塞跡遺跡
・住所:Don Bosco Cusco
※上記データは記事公開時点のものです。